DTMをしていて何か新しい音源の購入を考えている方、ドラム音源もピアノ音源もEDM系のシンセもストリングスもブラスもまとめていいものはないものか。
Native Instrumentsの39製品をバンドルしたバラエティーに富んだDTMバンドルKOMPLETE10はそんな方におすすめの音源です。
今回はKOMPLETE10についての説明、KOMPLETE9から10になってバージョンアップした点、KOMPLETEの基本的なソフトの説明をお送りしたいと思います。
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KOMPLETEシリーズとは、
現在プロの現場でも多くのクリエイターに使用されてい信頼出来るKOMPLETEシリーズ。
それぞれで購入するよりもなんと90%もお得となっている為、非常にコストパフォーマンスも高いのが特徴。
DTMをはじめたばかりで、音色を増やしたいけど何から買っていいかわからない人にもオススメしたい製品です。
音楽制作をしていると「あんな音源が欲しい こんな音が欲しい」とどんどん欲が出てくるものです。
KOMPLETEの値段は少々高いと感じるかもしれませんが、買い増す事を考えると結果得であると思います。それほどどの音源をとってもクオリティーが高いです。
どの音源をとっても他の製品と比較して、ひとつひとつの音がクリアで立体的。全体にも馴染みやすく音質をそれほど設定せずとも即使用できます。
初心者の方におすすめしましたが、もちろん多くの有名なプロミュージシャンも使用しています。
先に内容を説明します。すごい量なのでそこは飛ばして読んでくれても大丈夫です。
KOMPLETE10 ULTIMATEの内容
■ソフトシンセ・プラグインバンドル、75種
- 75製品、17,000以上のサウンド、440GB以上のインストゥルメントとエフェクトを搭載。
- 合計75製品、440 GB以上のサンプル。
- ディスクの空き容量12 GB
KOMPLETE10の内容
■ソフトシンセ・プラグインバンドル、39種
- 39の製品、12,000以上のサウンド、130 GB以上のインストゥルメントとエフェクトを搭載
- 合計39製品、130 GB以上のサンプル
- ディスクの空き容量10 GB
KOMPLETE9から10への進化として多くの音源が追加されています。こここでその追加音源を見てみましょう。
Komplete 9からKomplete 10への追加は、
■DRIVER
■DRUMLAB
■KONTOUR
■POLYPLEX
■ROUNDS
■SESSION HORNS
■SUPERCHARGER
■Pianos
- THE GENTLEMAN
- THE GRANDEUR
- THE MAVERICK
Komplete 9Uから10Uでの追加は、
■ABBEY ROAD 50s DRUMMER
■ACTION STRIKES
■DISCOVERY SERIES CUBA
■DRUMLAB
■KINETIC METAL
■KONTOUR
■MOLEKULAR
■POLYPLEX
■RISE & HIT
■ROUNDS
■SESSION HORNS PRO
■SUPERCHARGER GT
■Pianos
- THE GENTLEMAN
- THE GRANDEUR
- THE MAVERICK
となっています。
非常にバリエーションも豊かとなり、さらに制作の自由度があがっているといえるでしょう。
さらに付属音源をまとめてみます。
1. KONTAKT 5
2. REAKTOR 5
3. MASSIVE
4. ABSYNTH5
5. FM8
6. BATTERY 4
7. GUITAR RIG 5PRO
8. ABBEY ROAD 60S DRUMMER
9. DRIVER(新搭載)
10. DRUMLAB(新搭載)
11. KONTOUR(新製品)
12. MONARK
13. POLYPLEX(新製品)
14. RAMMFIRE
15. REAKTOR PRISM
16. REAKTOR SPARK
17. REFLEKTOR
18. RETRO MACHINES MK2
19. ROUNDS(新製品)
20. SCARBEE A200
21. SCARBEE MARK I
22. SCARBEE CLAVINET/PIANE
T 23. SCARBEE MM BASS
24. SESSION HORNS(新搭載)
25. SESSION STRINGS
26. SOLID EQ
27. SOLID BUS COM
P 28. SOLID DYNAMICS
29. STUDIO DRUMMER
30. SUPERCHARGER (新搭載)
31. THE FINGER
32. THE GIANT
33. THE GENTLEMAN (新製品)
34. THE GRANDEUR (新製品)
35. THE MAVERICK(新製品)
36. TRAKTOR’S 12
37. TRANSIENT MASTER
38. VINTAGE ORGANS
39. WEST AFRICA
と、とんでもない数の音源が内蔵されている訳ですが、全部を詳しく紹介するときりがないので、この中でいくつかの注目音源を紹介させていただきたいと思います。
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KOMPLETE10注目音源
まず新しく導入された音源,
ROUNDS
デジタルとアナログのシンセ・エンジンと、シーケンスされたサウンドのシフト機能を併せ持った音源です。近年のサウンドのトレンドをくんだパンチの効いた音圧あるシンセサウンドで、直感的に操作性も高い音源となっております。
弾いているとついつい時間を忘れてしまうほど感覚的に楽しく演奏出来ます。
SESSON HORNS
金管楽器音源です。
トロンボーン、サックス、トランペットなどの金管楽器のサウンドを収録。Animatorという機能が搭載されており、ホーンに馴染みが薄い人にも簡単にセクションを作り上げることが出来ますのでこちらも強い味方となってくれます。ブラス音源はDTMユーザーにとって常に悩みの種ですのでこの音源はなかなかおすすめです。
個人的には単体での使用より合奏としての方が向いているサウンドだと感じます。
THE DEFINITIVE PIANO COLLECTION
- THE GRUNDER
世界でもっとも貴重とされているコンサートグランドピアノ
- THE MAVERICK
表現力豊かなビンテージ・グランドピアノ
- THE GENTLEMAN
バランスのとれたトーンと広いダイナミックレンジを有するバランスのとれたトーンと広いダイナミックレンジを有するビンテージ・アップライトピアノ
音質もタッチの表現力にも強く、他の音源との馴染みも抜群です。
珍しいピアノ音源も収録されているそのバリエーションからも今までよりもう一段階こだわりのあり制作が実現出来ると思います。
KONTOUR
表現力豊かでありながら、インパクトのあるサウンドから浮遊間のある優しいサウンドまで様々なキャラクターの音色を作成可能なシンセ。もちろん操作も音質も抜群の音圧、ヌケを誇り、さらに直感的で様々な場面で大活躍してくれる音源です。
以上は新しく収録された音源でいまとなっては使ってみると手放せないものとなっています。
KOMPLETEの核となるソフト
それでは数ある次にKOMPLETE音源の中で定番の音源をご紹介させていただきたいと思います。
KONTACT5
とても強力なサンプラー。
43G以上のライブラリでありながら音質自体もとてもリアル。
操作も感覚的におこなうことができます。
ジャンルもクラシック、ダンスミュージック、ロック、ポップスなどほぼオールジャンルに対応してしまいます。他のメーカーからもKONTAKTライブラリに対応している音源も多く拡張性もあるソフトです。
このソフトさえあればまずはOKでしょう!
BATTERY 4
こちらはエレクトッリク系の定番。音質のよさはもちろん使いやすさとリズムパターンの種類も満足できると思います。
BATTERY3では操作性も飛躍的に向上し、簡単に編集、操作出来るのも魅力の一つ。音色も臨場感が増し、時代のニーズに合わせています。3から4になり見た目もシックになりました!
MASSIVE
モンスターサウンドとして呼び声も高いシンセベース。近年流行したダブステップにはかかせない音源です。
多くの場面で攻撃的なシンセベースが活躍するでしょう。歌ものにもインパクトとして使ってみるのも面白いと思います。
中田ヤスタカさんやその他の著名な方の作品でも聴く事が出来るサウンドが詰まっています。
Guitar Rig5 pro
非常に完成度の高いアンプシュミレーターです。
17のアンプ、27のキャビネット、54のエフェクトを搭載したGuiter Rig 5 Proはあらゆるサウンドを作る事が可能です。
歪んだ激しい音から柔らかいナチュラルな音まで、さらにそれぞれのアンプやエフェクターにそっくり!家でアンプで音を鳴らせない環境や時間帯のときには非常に強い味方となってくれると思います。
まとめ
以上、KOMPLETEのほんの極一部の魅力を伝えたにすぎませんが、
まだ紹介しきれていない一つ一つの音源にもその存在感とクオリティーの高さと操作性の良さからプロの現場でも多く使われているのも頷けます。
特に打ち込み系の制作には必ず強い味方となってくれると思います。
現在発売されているトータル音源ではSampletank3等他にもありますが、他の製品と比較してもKOMPLETE10は引けを取らないと言うかコレを買っておいて損はないソフトだと思います。
このソフト一つあればほぼ全て完結してしまうほどの実力を備えている事から値段も一見高く感じてしまうかもしれませんが、コストパフッォーマンスは非常に高いと断言出来ます。
やはりULTIMATEを狙いたいところですが、まずはOMPLETE10を購入し使い倒してからULTIMATEにバージョンアップするのもいいかもしれません。
以上「Native Instruments KOMPLETE10の紹介レビュー」をお届けしました。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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