APOGEEのミドルクラスインターフェイス APOGEE Duet2についてレビューいたします。
オーディオインターフェイスとは
インターフェイスとはPCで音楽制作する際に音をPCに取り込んだりPCで作った音を外のスピーカーに出すための間に挟むものになります。 これを挟む事でマイクやギターなどからPCに音を取り込む事ができます。いわゆるA/D(アナログ⇒デジタル)ということです。
そしてPCのミニジャックのところから音を出す事は出来ますが、やはり高音質で音を出したいもの、ということでこのインターフェイスからD/A(デジタル⇒アナログ) をして外に出すという事でです。
インターフェイスの種類は今ではかなりたくさん発売されていて1万〜〜〜数十万くらいまでかなり選択は迷ってしまいますが、音質に関しては 好き嫌いはそれぞれあるものの、だいたい値段相応の音質をしていると思っていいと思います。
そのなかでだいたいレベルは3段階くらいにわかれるのではないでしょうか?
- 1~5万くらい:初心者向け、まず最初にって感じ。
- 5~10万強:ミドルレベル,次のステップアップには、
- 10万以上〜ハイクラス,プロのレコーディングでも対応しているレベル
だいたいこの3段階に分けられるような気がします。もちろん1~5万くらいのものでも全然メジャーシーンで出してる人もいます。ただレンジ感や楽器、声本来のよさは の再現度はやはり値段によります。
インターフェイスの中には音を取り込むためのインプットチャンネルが2チャンネル程度のものから10チャンネル以上あるようなたくさんあるものや リバーブなどエフェクトがついているもの、接続形態がUSB2.0のもの、FIREWIRE(400/800)のもの、最近ではThunderboltのモノなど様々ですが、 自分のPC環境に合わせてセレクトという感じだと思います。
今回はそんななかでも、5~10万のミドルクラスと思われるAPOGEE Duet2についてのレビューです。
オーディオインターフェイス:APOGEE Duet2
Duet2はインターフェイスではRosetta やEnsembleなど高品位なインターフェイスに代表されるAPOGEEというメーカーのモノで、 ここ最近はAPOGEE Oneや今回のAPOGEE Duet2などミドルクラスのものも最近はリリースしていてAPOGEEだけになかなか信頼が置けるものです。
インターフェイス APOGGE Duet2説明
仕様は2チャンネルインプットでフォーンでもキャノンでもどちらでもインプット可能です。アウトプットはステレオアウトとは別にヘッドフォンアウトが出るようになっています。 (実はこれが僕が購入したポイントです、詳しくは後ほど) 基本操作はタッチパネルとボタンを押してセレクトして後は真ん中のダイヤルをまわしてボリューム調整と、非常にシンプルに操作できます。 細かい設定はPCに専用ソフトを入れてそちらで操作するようになっています。
PCとの接続はUSB2.0です。製品の大きさは手頃なサイズですが、厚さは思ったよりも厚いなというのが最初の印象です。
インターフェイス APOGGE Duet2購入理由
なぜこのインターフェイスを購入したかというと、 以前(3年ほど前)PCはiBook G3 インターフェイスはMotuの828 mk2を使っていましたが,PC/インターフェイスの不具合とともに 次に移行するためのインターフェイスを探していました。なぜこれに決めたかというと、、
個人的にメイン制作のインターフェイスはAPOGEEのRosetta200を使っていて、APOGEEへの信頼が強いというのもあったのですが、 まず単純にルックスがかっこよく 液晶パネルに大きなダイヤルというシンプルさ。 そして以前のMotu828は1Uラックサイズだったのですが、これがライブでの仕様となると意外と持ち運びがかさばるんですね。 ですがApogee Duet2だとコンパクトサイズなのでカバンに簡単に入ってしまいます。
以前のiBookとMotu828では2つのハードケースを両手に持ち歩いていたのですが、それに自分はベース弾きなので移動はひーひーでした。。 ですが、今ではPCもMac Book AirにしてPC用ソフトケースに両方入ってしまうのでかなり移動が楽になりました!
そしてなにより今回これにした理由は,これの前のバージョンのDuetではアウトが2ちゃんでヘッドフォン端子からの別アウトが出せなかったんですね。ですが、ライブでドラマーが聴くために クリックを別に出さなければいけないのですが、これがこのDuet2から出来るようになったのです。
これ意外と重要でヘッドフォンアウトが別に出来ないインターフェイス多いんです。その場合、メインアウトのLをモノでPAヘ送って Rをモノでクリック聴くみたいな 状態にしなければいけません。ですのでライブドウキ用インターフェイスを買う時はクリックなどのアウトを別に出す事が出来るかが大事だったのです。
そして肝心の音色なのですが、なかなかハイファイでいい音していると思います。APOGEE製品はハイに伸びる傾向がありよりハデに聴こえるように思います。 前回使っていたMotu828と比べると、Motuの方がナチュラル、Duet2の方がハイに持ち上がって多少ざらついた印象になります。この辺は好みですね。 最初に音色はだいたい値段に相応すると書きましたが、Motu828 mk2は10万ほど、Apogee Duet2は5~6万なのですがそこまで音質差は気になりませんでした。
インターフェイスはたくさんありすぎてどれを選んだらいいかわからないって方でそれなりの音質が欲しくて5万ぐらいで探してるって方にはちょうどいいインターフェイスなのではないでしょうか。そしてちょっと前にiPad/iPhoneにも繋げる事が出来るようにバージョンアップした[DuetFor iPad/Mac]も発売になっているのでさらに使い勝手がよくなっていてますますおすすめです!
今回はApogeeのミドルクラスインターフェイスDuet2についてのレビューでした。
参考サイト
APOGEE輸入代理店:エレクトリ
⇒http://www.electori.co.jp/apogeepro/duet2.htm
APOGEE
⇒http://apogeedigital.com/products/duet2.php
takahide azuchi
ゆるーく時に真面目に音楽やってます。
ベース弾き/作曲/アレンジ/マニュピレート
Studio One/Ableton Liveなど使用
みなさん、レビュー書いて〜!
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