オーディオインターフェイスAPOGEE ROSETTA200のレビュー

オーディオインターフェイスAPOGEE ROSETTA200のレビュー

オーディオインターフェイスの中でもかなり定評があり上位機種に位置づけられますAPOGGE製品、今回はそんなAPOGEEのちょっと前のインターフェイスになります、ROSETTA200についてレビューしたいと思います。



 APOGEE ROSETTA200購入理由

10年以上前ですが、自分がお世話になっているエンジニアさんが、ドラムを録る時にレコーディングスタジオにAPOGEEのAD8000とかROSETTA800を持ち込んでレコーディングしていたんです。

それもあってAPOGEEのインターフェイスはDigiよりいいんだという安易な思い込みが僕の中に以前からありました。APOGEE製品のインターフェイスはどこかあこがれのようなモノをもっていたんです。

そして自分は前回のレビューでも書きましたその当時MOTUの896HDをメインオーディオインターフェイスにして使っていました。その時に自分がお世話になっていた制作スタジオにたくさん機材があって色々音を聴き比べていたんですね。

その時にDAWはProtoolsでオーディオインターフェイスは192I/Oをそこではメインで使っていたんですが、,ROSETTA200もあったので音を聴き比べてみたんです。あきらかにROSETTA200の方が音がはっきりしていてクリアに聴こえたんです。

192は良くも悪くも柔らかさがあり少しもやがかってざらついた印象,(現行のHD I/Oはだいぶクリアになりましたね)ROSETTA200は音が上から下まではっきり伸びていてクリアな印象。

それとワードクロックも当時のDigiのものとROSETTA200で切り替えたらROSETTA200の方が音のバランスがいいなと感じたんです。それでもう音も192よりいいしワードクロックもいいならこれは買うしかないなと。

当時ROSETTA200は25~30万くらいだったと思うのですが、中古で探しまくって15万くらいでなんとか見つけました。あこがれのインターフェイスがその値段ならと当時の自分にしてはがんばったなと(笑)ということでめでたくROSETTA200をゲットしたのです。


APOGEE ROSETTA200の仕様

オーディオインターフェイスAPOGEE ROSETTA200のレビュー

ROSETTA200チャンネル 24bit/192kHz AD/DAコンバータです。それだけですとFIREWIREもUSB接続も付いていないんでカードを装着したりして繋がなければ行けません。192kサンプルレートまで対応して、ハイクオリティに仕上げるApogee UV22HRやSoftLimit技術を搭載しているのでマスターでの歪み等がうまくバランスがとれます。MIDI及びS/PDIF、AES/EBUの入出力を装備しています。

注意点は先ほども書きましたがいわゆるFIREWIREなどの接続が付いていなくX-Symphony/X-HD/X-FireWire拡張カードを使ってPCとは繋げると言う事です。ちなみに自分はAES/EBUでMOTUの896HDに繋いでそこからPCに繋いで使っています。AD/DAはRosetta200でインターフェイスはMOTUというちょっと変則的な使い方です。

そしてROSETTA200はその高品位なAD/DAに特化されていてマイクプリアンプなどは搭載していません。ファンタムもありませんしヘッドホンアウト等もありません。シンプルですが音質のクオリティーを追求した作りと言った感じです。この辺りはAPOGEE製品だと昔あったTrack2だとマイクプリが付いていたり、Ensembleだとヘッドホンアウトが付いていたりインターフェイスとして特化しているので少し悩みましたが、純粋に音質を求めてROSETTA200を選びました。


APOGEE ROSETTA200の音の傾向

オーディオインターフェイスAPOGEE ROSETTA200のレビュー

前述した通りROSETTA200はかなりクリアなサウンドです。音を録る時もPCからの音を出力する時もとてもハイファイサウンドで確実にプロクオリティーと言えると思います。自分がGREEN DAYなどのハイファイロックが好きだったのでこの方向性はドンピシャでした。そしてSoftLimit技術故にか音をぶっ込んでもあまり歪まない印象があります。それ故に迫力はあるけどクリアと言うとてもいいバランスを持っているインターフェイスですね。

クリアでハイファイ故に音がバキっとしていますので柔らかい質感、空気感が録りたかったら少しだけ苦手かもしれません。APOGGE製品だと最近のSymphony I/Oはもう少し柔らかい傾向にあるのでそちらが今は結構気になっている所です。


APOGEE ROSETTA200のその後

APOGEEのROSETTA製品は現在は生産終了になっているので新品で購入する事は出来ませんが、デジタル製品故の中古市場ではどんどん値段が下がってきています。ちょっと前の自分だったら信じられない値段で取引されているのでこれから買う人はうらやましいです。そして自分も最近はもう少しナチュラルな質感が好みになってきたので先ほど名前をあげたSymphony I/Oを次は狙おうかなと思っております。こちらはヘッドホンアウトも2つ付いていますし、最近のSymphony 64 | ThunderBridgでThunderbolt接続も出来ますからね。ただこの前ThunderboltはFIREWIREに比べて音がよくないかもという話を聴いたのでちょっと様子見ですかね。。


まとめ

最近は本当に多種多様でかっこいいオーディオインターフェイスが出ているので選択に迷ってしまいますが自分の希望する観点にそったインターフェイスがチョイス出来るといいですね。ROSETTA200は生産終了していますがこれを購入する機械がありましたら是非おすすめしたいなと思います。

今回はオーディオインターフェイスAPOGEE ROSETTA200のレビューをお伝えしました。


関連サイト

APOGEE
http://www.apogeedigital.com/

代理店:株式会社エレクトリ
http://electori.co.jp/apogeepro/




takahide azuchi

takahide azuchi

DTM Reviewサイト発起人
ゆるーく時に真面目に音楽やってます。
ベース弾き/作曲/アレンジ/マニュピレート
Studio One/Ableton Liveなど使用
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