オーディオインターフェイスRoland TRI-CAPTUREのレビュー

Roland triecaptureのレビュー1

本記事ではRoland(ローランド)製のオーディオインターフェイス、Roland TRI-CAPTUREを紹介させて頂きたいと思います。スポンサーリンク

■購入理由■


私がこのオーディオインターフェイスを購入する決め手となったのは、価格と機能が魅力的だったからだと言ってもいいでしょう。
価格は、13000円(購入当時)と購入を検討していた他のオーディオインターフェイスよりも比較的低価格で、サイズもコンパクト
であった点は購入の大きな決め手になりました。

 

■機材の説明、利点などについて■


購入当時、私が聞いて衝撃を受けた売り文句は「ニコ生や弾いてみたなどの動画配信専用オーディオインターフェイス!」というものでした。
このtri-captureの一番の売りである、「ループバック機能」によって、PC内の音をウェブカメラやDAWソフトで収録できるという性能は
まさに当時の私が求めていたものでした。

今や、「ループバック機能」は割とポピュラーになってきて、他社のオーディオインターフェイスにも換装されることも多くなってきましたが、
私が知る限りでは、購入当時「ループバック機能」を実装しているオーディオインターフェイスは、このtri-captureだけだったような気がします。

スイッチ一つで自分が今リアルタイムで演奏している音をストリーミング動画で配信できる、というのは夢のような機能でした。
私がtri-captureを導入する以前に使用していたオーディオインターフェイスを含める、他の「ループバック機能」を持たない
インターフェイスですと、アンプシミュレーターのプラグインソフトなどで作った音を聴き手側に送るには、複雑なオーディオデバイス
の操作、設定が必要でした。ストリーミング配信や、ネット上でのセッションにおいて、「音を出してるはずなのに、ギターの生音しか
聴こえない!」とか「音は出てるけど、レイテンシーがひどい!」なんてことは日常茶飯事だったように思います。

このtri-captureは、そんな問題をすべて解決してくれるオーディオインターフェイスなのです。
まず、tri-captureには3つのレコーディングモードがあります。

MIC端子から出る音とギター端子から出る音のみを聴き手及びDAWに送るMIC/GUITAR。
外部音源(AUX)端子を含むすべてのインプット端子の音を送るALL INPUT。
そして、当記事にも既に何度か取り上げているループバック機能です。

商品名であります、tri-captureというのも、マイクインプット、ギターインプット、AUXインプット
の3つのインプット端子を装備していることから名づけられています。
これ以前のインターフェイスでは、単独でそれらのインプット端子を使用することはできても、それらの全ての音を外部に送ったり
DAWに取り込んだり、といった作業は不可能でした。さらに、「ループバック機能」を使うと、3つのインプット端子から出る音の
他に、youtubeなどの動画サイトで再生している音までもをネット上の聴き手及びプラットフォームDAWに送ることが可能になるわけです。

Roland triecaptureのレビュー3

なので、動画サイトにアップしているマイナスワントラックをバッキングトラックにして、プラグインソフトで音を作ったギタープレイを
リアルタイムにストリーミング配信したり、そのマイナスワントラックをDAWで取り込んで、オリジナル音源をレコーディングしたり、
友達とセッションをしたり、というのがお手軽にスイッチ一つで可能なのです。
しかも、使用している限り、レイテンシーもほぼない状態と言っても過言ではありません。

「弾いてみた」や「歌ってみた」をはじめとするネットでの活動をメインとするミュージシャンも増えだした昨今、このtri-captureが
ネットアーティストたちのマストアイテムになる日も来るのではないでしょうか?

 

■今後望む改善点について■


さて、そんな素晴らしい機能を持ったtri-captureですが、ただ一点改善点を望むとするのであれば、私は次の点を挙げたいと思います。

専用のプラグインソフトを同梱してほしい。

LINE6のGEAR BOXシリーズなどは、専用のアンプシミュレーターのプラグインソフトを立ち上げて初めて音が出る状態になり、その
プラグイン上で歪みサウンドもクリーンサウンドも空間系エフェクトも切り替える、という仕様ですが、通常オーディオインターフェイスと
いえば、ギターを接続すると何のエフェクトもかかっていない生のクリーンサウンドしかでない仕様となっており、お気に入りのアンプシミュレーター
などをPC上で立ち上げて任意のサウンドを作るのですが、このtri-captureでも純正のプラグインソフトを開発して、それを同梱するという
仕様にすれば、さらにネット配信などによる演奏が身近なものになるのではないか、と私は考えます。

 

■オススメのプラグインソフトを紹介■


先ほど、プラグインソフトの話が出ましたので、それについても少しだけ紹介させて頂きたいと思います。
自宅でレコーディングをする場合、最近は「リアンプ」という手法が主流になってきています。
「リアンプ」とは、オーディオインターフェイスにギターを接続して出せるクリーンなサウンドで録音した
オーディオトラックを、ラックやプラグインソフトを使って任意のアンプモデルのサウンドに作り替える事をいいます。

近年、自宅で録ったデータをエンジニアなどに納品し、送られた各楽器のデータを使ってミックス作業をし、作品を完成させる、
という手順がポピュラーになりつつあります。そして、その際に送られるデータというのは、全くなんのエフェクトも歪みもかかってない
超ドライなクリーンサウンドに限定される事が多いです。

これは、ミックスするエンジニア側がそれぞれのセンスで1から音作りをするにあたって、余計な音は必要ないからです。
かといって録音して納品する側も、納品する際はクリーンサウンドで納品するとはいえ、終始ドライなクリーンサウンドで録音するわけではありません。

楽曲のイメージに合った音を、プラグインソフトで作った上でプレイし、納品する際はそれらの音を「クリーンに戻して」納品するわけです。
では、その音を作るプラグインソフトにはどんなものがあるのでしょうか?私は以下の2つをオススメしたいと思います。

①IK maltimedia社 amplitube

①IK maltimedia社 amplitube
http://www.ikmultimedia.com/products/amplitube4/

iPhoneやiPad用のオーディオインターフェイスやアンプシミュレーターアプリを発売したことで一躍有名になったIK maltimedia社ですが、
やはり、メインはPC上で使うアンプシミュレーターソフトなのではないか、と思います。値段も日本円で1万円弱で、機能性やリアルなサウンド
を追い求めるならば、これが一番お手軽なのではないでしょうか?もし、有償ソフトを購入することに抵抗がある方でも、機能制限付きの無償ソフト
がウェブサイト上でダウンロードできるので、まずはそちらを使って使用感を試していることも可能です。

 

②NATIVE INSTULMENTS社 GUITAR RIG

②NATIVE INSTULMENTS社 GUITAR RIG
http://www.native-instruments.com/jp/products/komplete/guitar/guitar-rig-5-pro/

こちらは、17のアンプ、27キャビネット、54のエフェクトによる驚異的なサウンドが作れることで、一時期YOUNG GUITAR誌などでも取り上げられた
ことのあるプラグインソフトです。値段は、先ほどのamplitubeよりも少し高めの24800円ですが、値段以上のサウンドや操作性を体感できることは
間違いありません。このソフトも、http://www.native-instruments.com/jp/products/komplete/guitar/guitar-rig-5-pro/downloads/ こちらで
デモversionをダウンロードすることが可能ですので、いくつかのプラグインソフトの中から検討中の方がいらっしゃれば、一度デモversionを
使用してみてから検討してみるのもいいかもしれません。

Roland triecaptureのレビュー4

■最後に■


今回は、ネットアーティスト志向の方にはもってこいのオーディオインターフェイス「Roland tri capture」を紹介させて頂きましたが
いかがだったでしょうか?私的には、この製品最大の特徴である、「ループバック機能」はネットを介したあらゆるプレイの幅を広げて
くれる機能で、今後さらなる様々な使い方が研究されるべきものであるべきだと思っています。
同時に、時間や場所を選ばずに制作や配信を可能にしてくれるこの「tri-capture」がすべてのネットアーティスト達のスタンダードになることを願っています。

それでは今回はこれで失礼致します。
ご拝読ありがとうございました。

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