VOCALOID Editor for Cubase NEOのレビュー

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今回はVOCALOID Editor for Cubase NEOのレビューをお届けします。



>> VOCALOID Editor for Cubase NEO購入理由 <<


「ボーカロイド曲を作ろう!」と思っての購入ではありませんが、以前から持っておけば仮歌作成などの際に便利だと感じていました。

その頃、ボーカロイドエディターがCubaseに対応し連携できるように。試しに購入したのが始まりです。

 

 >> VOCALOID Editor for Cubase NEOの概要 <<


Cubase上で16トラックのボーカロイドトラックが利用でき、NEOのバージョンからMacとのハイブリッド仕様になりました。

Ver.1.0.4からCubase Elements7/AI7/LE7の最新版で利用できるようになり、全てのグレードのCubaseでVOCALOID Editor for Cubase NEOが利用可能に。

Ver.1.1.0ではサンプル再生機能が追加。Ver.1.2.1アップデートでボカロネットとの連携が可能になっています。

注意点としてVOCALOID Editor for Cubase NEOは単体で動作することはできません。別途Cubaseと歌声ライブラリが必要となります。

 

>> VOCALOID Editor for Cubase NEOの説明 <<


VOCALOID Editor for Cubase NEOをインストールすると、CubaseからVOCALOID Editorを起動できます。

Cubaseではボーカロイドトラックはインストゥルメントトラックとして扱われ、MIDIデータを入力するようにメロディーを作成し、これに歌詞を入力していきます。

既に作成してあるMIDIトラックを変換して使用することも可能です。

使い方は簡単ですが、ボーカロイドトラックを上手く歌わすには各パラメータの調整やVSTプラグイン等を利用したテクニックが必要であり、これに関連する書籍も数多く発売されています。

ライブラリにもよりますが、俗に言うベタ打ち状態では意図した歌い方や発音にならないことがあり、違和感を覚えるかもしれません。

それでもVOCALOID3の世代となって大きく改善された部分ではあります。

VOCALOIDは歌詞とフォルマントを扱える一つの楽器なのでしょう。

 

 >> 使用感 <<


私はボーカロイド曲を作る目的ではなく、デモ段階での曲のイメージを具体的にするためにVOCALOID Editor for Cubase NEOを利用しています。

そもそもがギターからDTMに入ったので自分で曲は作れど歌うという習慣がありません。

ボーカルトラックのイメージを掴むのも苦手ですし、ハモリやコーラスをギターやシンセの要領で作成すると意図したイメージにならないこともありました。

そんなときはボーカロイドを使用するとより具体的に確認ができるので助かっています。

あまり積極的な使い方をしていない私ですが、それでも少々不便に感じているところもありました。入力しながら音の確認ができないことです。

しかし、この部分はアップデートで改善され現在では作成中のデータをクリックするとそのサンプルが発音されるようになりました。

 

 >> 良いところ、もう少しなところ <<


良いところ・・・というよりは私は面白いところと感じていますが、今年(2014年)8月からボカロネットというものが開始されました。

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ボカロネットのサービスである「ボカロデューサー」。歌詞を入力すると自動で作曲されるというものです。

これはボーカロイドを持っていなくても利用できるので興味があるかたは無料版でボーカロイドを簡単に使ってみることができます。

無料版と有料版ではその内容は異なりますが、作成した曲はクラウドに保存でき、ボーカロイドを持っていれば、最新版のVOCALOID3 Editor、Tiny VOCALOID3 Editor、VOCALOID Editor for Cubase NEOでそのデータを活用することができます。

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「管理画面を開く」ではボカロネットで作成した曲をダウンロードして開くことができ、「楽曲をアップロード」では作成した曲をアップロードすることができます。

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Cubaseのメニューにもボカロネットに関する連携項目が増えます。

無料版のボカロデューサーで作成した曲をCubaseに取り込むとボーカロイドのMIDIトラックと伴奏のオーディオトラックが展開され、他に拍子トラックとテンポトラックを読み込むことができます。

注意点としてはボカロデュサーでは選択したシンガーで再生されますが、Cubaseでは手持ちのVOCALOIDライブラリで再生することになります。

もう少しなところとしては、やはり処理が重いこと。そして同じ「は」という歌詞でも、その前後の歌詞、音程によって聞こえ方が異なります。

上手く扱うためにはこれまでの楽器とは考え方の異なるテクニックが必要です。

 

>> まとめ <<


先に「VOCALOIDは歌詞とフォルマントを扱える一つの楽器なのでしょう。」と書きましたが、ボーカロイドは人のボーカルの替わりというよりは近年の新しい楽器という印象です。

VOCALOID Editor for Cubase NEOはその新しい楽器をCUBASEで扱えるエディター。

これまで別プロセスであった制作過程がVOCALOID Editor for Cubase NEOの登場によって一貫した環境となったこと、また、MacOSでも利用できるようになったこと、ネット上のサービスとの連携も可能になったこと。

VOCALOID Editor for Cubase NEOはCubaseでのDTMの楽しみ方を広げるソフトウェアなのでしょう。

今回はVOCALOID Editor for Cubase NEOのレビューをお届けしました。




MOMODON

MOMODON

高校生の時にバンドでギター担当。
シンセやシーケンサーで曲を作っていたことからDTMに興味を持つようになりました。
社会人になり音楽から遠ざかっていましたが十数年ぶりに再燃。
CUBASEと手持ちの楽器を手に休日の趣味に勤しんでいます。

Harmonic-Sound:http://harmonic-sound.com/
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