MI7 Finale2014 のレビュー

国内外で圧倒的シェアを誇る楽譜作成ソフト Finale2014 をご紹介致します。

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Finale のシェアの高さには理由がある


とにかく Finale のシェアは非常に高い。それには理由があります。 とにかく幅広い譜面作成に対応しているからです。

譜面を使う人でしたらわかりますが、譜面といってもその書き方にはかなり幅があります。 それは譜面に使われるコード表記から、段の組み方、全体のレイアウトまで様々です。 書き方に幅がある分、人によって好みも別れます。
Finale は、おそらく考えられるすべての譜面タイプに対応しています。

特に大きいのは、POPS 用の譜面も作成できるということです。

オタマジャクシが並ぶ譜面は一般的と思われがちですが、POPS の中で使う譜面は、どちらか というとオタマジャクシの譜面よりも、コード譜の方が多いです。

コード譜は、五線がありません。五線がないことによるメリットが実はあるのです。
それは、レイアウトの柔軟性が増すことです。

POPS の場合、演奏中に譜面をめくることはほとんどありません。 演奏の見た目も重要なライブやコンサートでは、譜面にかじりついて演奏するわけにはいかな いからです。
すると、どうしても 1 ページで完結するようなレイアウトが要求されます。 このとき、五線に比べてだいぶスリムなコード譜は、非常に使い勝手の良い譜面と言えます。 もちろん、ある小節だけ五線を書くというカスタマイズもできます。

Finale のような高機能な譜面作成ソフトが出る前までは、譜面作成ソフトが有るにも関わらず POPS の現場では、手書きのコード譜が主流でした。

POPS という名前の通り、その演奏者数も多いので、コード譜が自由自在に作れる Finale が POPS のミュージシャンに浸透したことにより、譜面作成ソフト全体に対するこのソフトのシェアが大きくのびたことは言うまでもありません。

 

コード譜以外にも、POPS のミュージシャンに嬉しい機能が満載


コード譜以外にも POPS のミュージシャンにとって嬉しい機能はたくさんあります。

一段の小節数は一般的には4、または 8 ですが、Finale の場合はこれを一段ごとにカスタマイズ可能です。
つまり、サビ前の小節数が膨らんでいるところ(つまり 5 小節区切りになっているところ)で は、一段に 5 小節を入れ込む、といったことがワンクリックで可能です。 こうすることによって、サビが譜面の左端から始まり、見易さが格段にあがります。

また、コード表記自体には相当な「揺れ」がありますが、Finaleではそのほとんどの対応しているのはもちろん、なんと自分で作ることもできます。

また、コードの隣にギターのフィンガーポジションや、鍵盤の押さえ方(共にカスタマイズ可) を表示することも可能です。
ギターのボイシングが重要なポイントで、コード表記だけではわからないところなどに表示させれば、非常に読みやすい譜面となります。

 

Finale の欠点


このソフトの欠点をあげれば、2つあります。
一つは、機能が多機能すぎて、逆にわかりづらくなってしまっているところがあることです。
こういった多機能ソフトは、すべての機能を理解しようとしても相当時間がかかりますし、実際にその必要もありません。
自分の使う機能のみを覚え、それをすばやく操作できるようになるのが一番です。
もう一つはプレイバック機能です。

プレイバック機能は、実際に記譜した後に、ソフトに発音させて音で確認できる機能です。
しかし、Finale を使っている人は同時に DAWソフトも使っている人が多く、DAWソフトの再生の感覚でプレイバック機能を考えていると、その動作の重たさに驚きます。
プレイバック機能は、最後の最後に確認するためにつかう、くらいに捉えていたほうがよいかもしれません。

上述したように DAW ソフトと併用して Finale を使う人も多いようです。
DAW ソフトにも譜面作成機能はついていますが、それでも Finale を使っている人が多くいる ことは、その譜面作成ソフトの使いやすさ、柔軟性を証明しているともいえます。
手書きでコード譜を書いている人を始め、ぜひ一度使ってみてください。

 

関連サイト


エム・アイセブンジャパン
http://www.mi7.co.jp/

Finale2014
http://www.finalemusic.jp/products/finale/whatsnew.php

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宮脇拓也

宮脇拓也

webエンジニア兼ライター、DTM REVIEW編集部。
現在作曲に没頭中。
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