Komplete 10 Ultimateのレビュー ~ドラム音源編〜

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俺++(Includeore)のDee!です。Komplete 10 Ultimate(以下K10U)レビュー第8回目は、ライブラリ編その1です。ドラム系を中心にご紹介していきます!

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■Abbey Roadドラムシリーズ


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ロンドンにあるAbbey Road Studioで収録されたドラム音源シリーズです。
「50’s」「60’s」「70’s」「80’s」「Vintage」「Modern」の6種類がリリースされていて、
その年代ごとの独特なドラムサウンドを手軽に再現することができます。

作りこまれた状態の音を主体として使うシリーズですので、自由かつ大胆なエディットはできませんが、
他社製のドラム音源にあるような、MetalとかJazzとかFunkといったジャンルごとに音が作りこまれた
エクスパンションキットのような感覚で割り切って使うのがベストでしょう。

Abbey Road DrummerシリーズはGUIも統一されていて同じ操作が出来ます。
「Grooves」「Options」「Kit」「Mixer」の4つの画面で構成されています。

○Grooves

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Kit画面のGROOVEと連動しています。あらかじめ用意されている様々なジャンルのドラムパターンをループ再生できます。
ドラムパターンはMIDIデータなのでDAWのMIDIトラックに持って行って加工したりもできます。
この辺りはEZ DrummerやAddictive Drums等、先行発売されている専用ドラム音源と大体同じですね。
画面下部ではドラムパターンのグルーヴを調整したり、テンポを半分や倍速に変更したりといった簡易的なエディットが出来ます。

○Options

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ベロシティカーブやドラムのマッピングなどの設定画面です。GM配列に変えたり、Roland V-Drums用に変更したりできます。
また、EZ DrummerやAddictive Drumsなど他社の主要なドラム音源のマッピングにも変更出来ます。
これにより他社音源用に作られたMIDIデータも無駄なく流用できますね。

RANDOMIZEは例えば、かっちりクォンタイズされたベロシティ固定のベタ打ちMIDIデータでの演奏に対して、
人間的な不規則な変化を与えたいときなどに役立つでしょう。

○Kit

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Abbey Road Drummerシリーズのメインとなる画面。
中央には実際に収録されたドラムセットの画像、右側にはパーカッション類のアイコンがあります。

キックやスネア、パーカッションなどのキットをクリックすると、黄色いカーソルが表示され、
下部左側のプルダウンメニューから好きなキットを選んで割り当てられます。
キックやスネア等、物によりけりですが複数種類用意されているので、バリエーション違いも楽しめます。

上部にはMIXERとGROOVEが並んでいます。MIXERは後述のMixer画面、GROOOVEはGrooves画面と連動しています。
下部には左側のプルダウンメニューで選択されているドラムキット単位に設定できる、
OH(オーバーヘッド)、ROOM(部屋鳴り)、TUNE、AHDのエンベロープツマミが並んでいます。
OHやROOMを調整することで、ドラムキット同士の「カブり(共振)」具合や金物キットの強調、マイクの距離感や部屋のエアー感を調整できます。
TUNEは音程の微調整、AHDエンベロープに関してはアタックを遅くしたりリリースを早めたりなど、Kontaktのそれと同じですね。

○Mixer

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各ドラムキットの出力バランスやエフェクトなどの調整をするミキサー画面です。
Kit画面のMIXERと連動しています。音楽ジャンルごとのセッティングを選ぶだけで、
そのジャンルにマッチするように作りこまれたサウンドで演奏することが出来ます。これだけでもかなり便利!
INITを選ぶことで素の音になります(物によってはROOMが若干強めに聞えるため遠い音になります)

更に凄いのはSolid EQやSolid Dynmaics、Transient Master、Tape Saturatorなど、
個別製品としてKompleteにバンドルされているエフェクターが各キットの出力先ごとに内蔵されていて、
ガッツリと音を作りこめる点です。セッティングを切り替えるだけでも音作りの多彩さが伺えます。

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DTM機材やギターやベース等の楽器等、音楽制作に関わる機材を実際に使用した人が、本音レビューをお送りしています。たまに音楽NEWSなども書いています。
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