このサイトでも様々なドラム音源が取り上げられていますが、今回は僕がメインで使用しているドラム音源:TOONTRACKのSUPERIOR DRUMMER2.0を他のドラム音源と比較しながらレビューします。
今までの僕のドラム音源の歴史はQY-70⇒JV2080⇒BFD(ここからソフト音源)⇒Addictive Drums⇒Battery2&3と使ってきました。その中でなぜこのSUPERIOR DRUMMER2.0に落ち着いたのかというと、
1,ドラム音源:SUPERIOR DRUMMER2.0は適度に軽い
SUPERIOR DRUMMERはdfh Superiorというソフトからのリニューアルという形で発売されましたが、dfh Superiorは音がいい!というイメージはありましたがとにかく重い、そんなイメージでした。
SUPERIOR DRUMMER2.0は程よく軽くなって、印象的にはは余分なものをつけていなくてシンプルイズベストという印象です。 シンプル故に少し物足りなさを感じる人もいるかもしれません。
イメージ的にはAddictive Drumsよりは少し重いがBFD2よりは圧倒的に軽い、そんなところです。
2,ドラム音源:SUPERIOR DRUMMER2.0は音がいい!
これはもちろん使っている理由の最大のところですが、ドラム音源の動作の重さと生音のシミュレート具合はある程度比例しているように感じます。こちらも軽さに並んでAddictive Drumsより生っぽいがBFD2よりは生っぽくない、でもなかなかいい線いってる!そんなイメージです。
3,ドラム音源:SUPERIOR DRUMMER2.0は音の編集がしやすい
ミキサー画面もわかりやすく音のバランスのとり方など編集がしやすいです。見た目も音が鳴っている時にドラムのどこをならしているのかがアタックがつくので わかりやすいです。元々の立ちあげたままで音を出すとわりとフラットな印象でちょっと素っ気ない気もしますが、
その分編集しやすいというか味付けがしやすいです。
Addictive Drumsの音とかも結構いいんですけど、どうも音をいじってもドラムきっとの軽さが抜けない印象があって、てある程度太い音にしたいだとか、オリジナリティーのある感じに作りやすいのはSUPERIOR DRUMMERの方がやりやすい気がします。
BFD2は生音感はいいのですがほんとに生っぽすぎて逆に他の楽器と馴染みにくい、、、生ドラムをミックスする難しさに近いですね。(ドラム音源としてそれはそれで優秀という事ですが)僕がエンジニアだったらガンガン使いこなせるのかもしれませんが、作曲/アレンジ作業に関してはSUPERIOR DRUMMER2.0の方がクオリティー/手間という意味でちょうどいいバランスだなと感じています。 個人的な音作りの手法の1つとして、音1つ1つをDAW側のミキサーにバラアウトさせてそれぞれにWavesのCLAドラムシミュレートプラグインなどをかけるといいロック感がでて多用したりしてます。あとはバラアウトさせた後、もう一回ドラムセットグループトラックとしてまとめて,そこにVintageWarmerだったりSSL Comp辺りのアナログシミュレ ータープラグインをかけて仕上げると立体感がでたり非常にまとまりがよくバランスのいいサウンドになるなと思ってます。
4,ドラム音源:SUPERIOR DRUMMER2.0はGROOVES機能が便利!
今となってはAddictive DrumsもBFDも取り入れているような機能なので特出したものではありませんが、SUPERIOR DRUMMER2.0にもあらかじめグルーブサンプルがいくつか用意されていて、それをDAWのMIDIトラックにドラッグ&ドロップすれば貼付けられる便利な機能もあります。
ここを基本にしてキックの位置をいじったり、フィルをのっけたりして、オリジナルなリズムトラックを作っていけばかなりスムーズにかっこいいドラムパートを作れると思います。
5,ドラム音源:SUPERIOR DRUMMER改善点
なかなかいいところにいるドラム音源ソフトですが、もともと入っている音源数はちょっと少ないかもしれません。もともとEZ Drumeerの上のバージョンと行ったところで EZ Drumeerを持っている人がバージョンアップとして購入するようなイメージが強いのでそうなのかもしれません。
値段も他のドラム音源ソフトと照らし合わせてみると、今となってはそこまで安くないかもですね。最近は1万台でいい音源ソフトは一杯ありますからね。( EZ Drumeerはもっと安いですけど)
あとは個人的な印象は、もともと入っている音源は100点満点の音という訳ではないのですが、 追加で購入したSDX MUSIC CITY USAという音源が結構気に入っているんです。他にもTHEMETALDOUNDRYという音源なども入れてますが、それは自分的にはもう一歩な印象です。(自分がMETAL系の音をあまり作らないからだとは思いますが、、、)
もちろん他の追加音源も気になっていますが、結構たくさん出ているので、いくらお金があっても、、、、涙、 個人的にはロック系の曲で多用していますが、追加キットでPOPSやFUNK系などもあるのでそちらも気になっています。
利用されてる方、なにかおすすめ追加音源ありましたら教えてください。(笑)
6,ドラム音源の今後
10年程前にBFDが出て、ソフトドラム音源が徐々に浸透し始めた時は、PCの性能に対してドラム音源ソフトの容量もパワーもでかく、なかなかPCの処理が追いつかなかったりメモリ不足でノイズが乗ったり音が止まったりということも多々ありましたが、最近のPCの性能UPに伴いどのドラム音源ソフトも音、使い勝手ともにクオリティーが高く、どれを選んでも問題ないレベルなので、個人的な音の好みどれを使うか決めればいいんじゃないかと思います。
そして、つい先日FXpantionがBFD3を発売しました。BFD3は徹底的に生ドラムの音を追求していて、おそらくかなり重いソフトと思われますのでSUPERIOR DRUMMERとはまた位置づけが違うかもしれませんが、 SUPERIOR DRUMMERも発売されて結構たっているので新しいものがそろそろ出てきてもおかしくないかなぁと期待しております。
今回はドラム音源:SUPERIOR DRUMMER2.0のレビューでした。
参考サイト
代理店:crypton
⇒http://www.crypton.co.jp/mp/do/prod?id=30600
toontrack
⇒http://www.toontrack.com/index.asp
takahide azuchi
ゆるーく時に真面目に音楽やってます。
ベース弾き/作曲/アレンジ/マニュピレート
Studio One/Ableton Liveなど使用
みなさん、レビュー書いて〜!
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