[レビュー]ドラム音源:FXpansion BFD3について

[レビュー]ドラム音源:FXpansion BFD3について

★今回は先日書かせていただいた FXpansion  BFD2の新しいバージョン、 ついに先日発売された BFD3をご紹介させていただきます。



 ■BFD2からの改善点

4[レビュー]ドラム音源:FXpansion BFD3について

やはり記述しておきたいのが BFD2との比較であり、 改善点であると思います。冒頭ですが、 「素晴らしい進化!!」 の一言です!!

触れてみて1番率直に感動したのは ミックスとして他の楽器との馴染み方です。 BFD2は単体として非常に再現度も高く、まるでそこでドラマーが叩いてくれているような打ち込みが可能となっていましたが、 前回の記事の通り、ダイナミクスという点で少し物足りなさを感じる部分があったという事は否めない点がありました。 それによりミックス時に馴染みにくいという現象が多くのクリエイターを悩ませていたと思います。 僕自身、特にバスドラムの音は調整を大きく加えていました。

ここでBFD3、 ほとんど調整を加えなくても、 他の楽器や、歌と馴染んでくれます。 ダイナミクスの点が改善されていて、迫力も充分。 聴覚的にも非常に立体的に捉えることが出来ます。 BFD2とのミックス音源を比較しても躍動感がまるで違います。 ドラムの音質進化により、他の楽器まで良く聴こえてしまいますね(笑)BFD2から多くの改善点がもちろんあるとは思いますが、これがクリエイターにとって最も大きい部分であり、 音質面はもちろん作業効率という面でも強い味方となってくれたと思います。 これがFXpansionの伝える 「BFD2からの3倍の解像度、3倍のライブラリー、3倍の創造力。」 ということでしょうか。

う〜む。納得。

そして、ここは個人的意見ですが、 BFD3の方がさらに直感的に作業でき、使いやすいです。 調整もさらに細かく、簡単におこなうことができます。

3[レビュー]ドラム音源:FXpansion BFD3について


 ■FXpansion BFD3の気になる点

僕が前回の記事には書いていませんでしたが、BFD2からの少しの不満点。 それは特にはシンバルなどのアクセント部分の金物系の音質。 そのままの状態での音質の使用については個人的にBFD3においても 少し耳触りな、若干空気感がなく、デジタルな高音域というか、そんな若干不快な感覚はまだあると思います。
ただこの点においては 単純に金物だけでなく、 EQやコンプを使用せずに音を単純に大きくすると、少しデジタル的な、あまり気持ちよくない部分が、ドラムキット全体として聴いた時にも感じます。 そこはとこどころキット、ペロシティー、クオンタイズ、EQ、コンプなどの調整が必要であるとおもいます。
ただ前述通りキットの調整は マイキングも含め非常に大きく出来ます。 よってこれはあくまでも元々のプリセットを全くいじらずにマスターの音量のみの調整、使用した場合に限定するので、贅沢な悩みですね(笑) そのままの状態で楽しすぎるなということでしょう(笑)


 ■個人的には。。。

2[レビュー]ドラム音源:FXpansion BFD3について

現時点において 最強のドラムソフトではないでしょうか。BFD3導入してから 制作作業が毎日さらに楽しいです(笑) 躍動感が本当に気持ちいい。 ありがとうBFD3。
はたしてBFD4はここからどこまで進化するのか、、、 末恐ろしいです。。。 ドラマーの皆さんは危機ですね(笑)


 ■詳細

リアリティーを徹底的に追求したアコースティック・ドラム音源です。直感的なユーザー・インターフェイスで、あらゆる音作りの要素をディープに編集することができます。すぐにミックスに入りたいときは、付属の豊富なプリセットが即戦力となります。BFD専用に新しくレコーディングされた付属のキットは、世界的に名の知れたL.A.のOcean Studiosとメリーランド州のOmega Recording Studiosで収録、様々なパターンのシグナル・チェインとルーム・アコースティックが収録されているので、好みのキャラクターで音作りと空間表現が可能です。

L.A.のOcean Studiosとメリーランド州のOmega Recording Studiosでレコーディングされた、119個のピースと7つの新しいキット。 BFD3専用の高解像度で収録されたロック、メタル、ジャズ、ブラシのキット。 55GBのディスク・スペースから155GB相当のロスレス・サンプルをストリーミング。 タムの共鳴やシンバルのスウェル奏法までもモデリング。 最大8つのアンビエント・マイク・チャンネル。 作業効率の高いユーザー・インターフェイスとワークフロー。 ハイスピード、高効率オーディオ・エンジン。 DCAM EnvShaper、Reverbを含む新しい33種類のエフェクト。 すぐにミックスが行える、豊富に用意されたプリセット。 詳細に編集可能なグルーブ・エンジンと新しいグルーブ生成ツール。 Steve Ferrone、Brooks Wackerman、Bobby Jarzombek、Peter Erskine & Stanton Mooreが実際に叩いたPlatinum Samples提供のグルーブを多数収録。

 ■仕様

Mac OS X、Windows 対応 AU、VST、RTAS、AAX 64bit、スタンドアロン対応ソフトウェア・インストゥルメント 日本語インストール・ガイド(PDF)、日本語クイックスタート・ガイド(PDF)付属
※日本語マニュアル(PDF)はユーザー登録いただいたお客様に代理店より後日送付いたします。

■動作環境

・Mac OS X Core 2 Duo以上のCPU(Core i3以上を推奨) 59GB以上のハードディスクの空き領域 Mac OS X 10.6.8以降(32/64-bit)
・Windows Core 2 Duo以上のCPU(Core i3以上を推奨) 2GB以上のメモリ(3GB以上を推奨) 56GB以上のハードディスクの空き領域 Windows 7以降 ASIO対応オーディオインターフェイス(スタンドアローン)
・共通 2GB以上のメモリ(3GB以上を推奨) 7200回転以上のハードディスクまたは高速なSSD(ライブラリ専用のハードディスクまたはSSDを推奨) AU、VST2.4、RTAS(Pro Tools 8以降)、AAX 64bit(Pro Tools 11)、スタンドアローン対応 インターネット接続環境(ダウンロードおよびオーサライズ時) USB 2.0ポート(USB版インストール時)

今回は最新ドラム音源FXpansion BFD3のレビューでした。


参考サイト

FXpansion
http://www.fxpansion.com/

こちらにも詳しく載っています。
ロックオンカンパニー
http://www.miroc.co.jp/adv/archives/56872




 

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