エレキギター PRS SE Dave Navarro Signature Modelのレビュー

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当サイトでも人気が高いエレキギター ポールリードスミス。今回はPRS SE Dave Navarro Signature Modelのレビューをお送りします。



 

>> 購入理由 <<


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Paul Reed Smith SE Dave Navarro Signature Modelの定価は税込105,000円ですが半額近くになっていました。

Paul Reed Smith SEはコストパフォーマンスが良く弾きやすい。

そんなことが言われていたので購入しても失敗はないだろうとそう思っての購入でした。

また、PRS SE Dave Navarro Signature Modelはボディカラーとパーツカラーを変えれば他のモデル名になりそうな程、SEは共通仕様が多い時期がありました。

故にモデル名が異なってもその音が大きくことなることは想像し難かったのでセールであったこのモデルを購入しました。

 

>> 機材の説明 <<


ペグはPRSオリジナルでチューニングの狂いも少なく、巻き心地も固くなく軽くもなくでした。

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ヘッドにはSEとシグネチャーのプリントがあります。

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インレイは、

  • 3F= ハヤブサ
  • 5F= ハイイロチュウヒ
  • 7F= ノドアカハチドリ
  • 9F= アジサシ
  • 12F= クーパーハイタカ
  • 15F= トビ
  • 17F= スズメ
  • 19F= アシナガウミツバメ
  • 21F= タカ
  • 24F= アメリカオオコノハズク

PRSおなじみのバードインレイです。

ネックの握りは幅広の薄め。ギブソンよりフェンダーに近い印象です。

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セットネック仕様でボディとのジョイント位置が低音側、高音側とも22フレット付近です。

高音側ではカッタウェイの形状とザグリによってかなり弾きやすいと感じました。

せっかくの24フレット仕様なので、高域の弾きやすさは大切です。

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ピックアップはコイルタップできる仕様です。

リアピックアップに「Vintage」の表記があるように高出力タイプのピックアップではありまん。

それに合わすフロントピックアップも適度に出力が抑えられたものだと感じました。

明るいキャラクターのピックアップなので、深く歪ませるより軽く〜中程度あたりが似合います。

prsse07サーッキトはボリュームとタップ付きのトーン。ともに500kが使用されていました。

ブリッジは6点止めにシンクロナイズドタイプ。

駒が尻下がりになっているので深くブリッジミュートする際に手刀の置き心地が良いです。

また安価なギターにありがちなトレモロを使用した際のスプリング鳴きはありませんでした。

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>> 良いところ、気になるところ <<


SEはStudent Editionの略

同じシェイプをしたPRS SE全般に言えると思いますが、第一印象は握りやすく弾きやすいこと。

先にも書きましたがハイポジションは特に弾きやすいと感じました。

また、高出力のピックアップではないので、ピッキングのニュアンスが判りやすいです。

明るいキャラクターのピックアップということもあり、タッピングやピッキングハーモニクスもよく鳴ります。

2フレットと3フレットあたりには

  • 第16倍音(4oct)
  • 第12倍音(3oct完全5度)
  • 第11倍音(3oct増四度)
  • 第10倍音(3oct長三度)
  • 第9倍音(3oct長二度)
  • 第8倍音(3oct)

これらのナチュラルハーモニクスポイントが密集しており、左手を浮かせたミュートの際に不要な倍音が発生し、ブラッシングで歯切れの悪いゴーストノートになったりするのですが、ハーモニクスが出やすい割にこのことはあまり気になりませんでした。

もちろん、エフェクターの設定によりこれらの感じ方はそれぞれに異なると思います。

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気になるところといえば、金メッキパーツが少し曇りやすいことでしょうか。

コンパウンド系のメンテナンスグッズが使えないので、小まめに乾拭きするか金メッキ専用クリナーがあると便利です。

また、私の環境にノイズが多いのかもしれませんが、コイルタップ時にノイズが少し多い気がします。

ピックアップのキャラクター故に目立って聞こえるものと思われますが、録音時はノイズの発生源にギターを向けない等の配慮が必要かもしれません。

あとはハードロック系には合わない気がします。

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>> 他の機材との比較 <<


販売価格帯が同じであったエピフォン(定価8.0万円)と
比較すると指板のローズウッドはPRS SEの方が良く感じました。

目の細かさ、色合い、チョーキング時の指の感触など
PRS SEの方が見た目、感触ともに数ランク上に感じます。

パーツの組み込みもPRS SEの方が丁寧であると思います。

ただし低価格帯のエピフォンは組み込みの良いものと
そうではないものがあるようなのでこの限りではない場合も。

あくまで所有しているエピフォン2本とこのギターを比較した際の感想です。

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>> まとめ <<


PRS SE Dave Navarro Signature Modelと仕様を同じくしたPRS SEは、
Student Editionの名のとおり、初めてギターを手にする人にお勧めできる
とても弾きやすく、ピッキングのニュアンスも感じられるそんなギターでした。

 

 

>> PRS SE Dave Navarro Signature Model <<


BODY
Top Wood:Beveled Maple
Back Wood:Mahogany

NECK
Number of Frets:24
Scale Length:25″
Neck Wood:Maple
Fretboard Wood:Rosewood
Neck Shape:Wide Thin
Fretboard Inlays:Birds

HARDWARE/ELECTRONICS
Bridge:PRS Designed Tremolo
Tuners:PRS Designed Tuners
Truss Rod Cover:”PRS”
Hardware Type:Gold
Treble Pickup:SE HFS
Bass Pickup:SE Vintage Bass
Pickup Switching:Volume and Push/Pull Tone Control
with 3-Way Toggle Pickup Selector

 

>> メーカーサイトのリンク <<


http://www.prsguitars.jp/




MOMODON

MOMODON

高校生の時にバンドでギター担当。
シンセやシーケンサーで曲を作っていたことからDTMに興味を持つようになりました。
社会人になり音楽から遠ざかっていましたが十数年ぶりに再燃。
CUBASEと手持ちの楽器を手に休日の趣味に勤しんでいます。

Harmonic-Sound:http://harmonic-sound.com/
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