エレキギター:セイモアダンカン テレキャスターのレビュー

セイモアダンカン テレキャスター1

今回複数ギターを所有している中の1本になります、 Seymour Duncan DT-125Mのレビューをお届けします。

スポンサーリンク

 

そもそも、【ギター】【Seymour Duncan】と聞いて連想するのはやはりギター、ベース用のピックアップのメーカーではないでしょうか。 世界中でプロ御用達のピックアップとしても認知度は大きいでしょう。

しかし、Seymour Duncanのロゴが載った ギター、ベースがあるというのはあまりたくさんの人には 知られていないかもしれません。

Seymour Duncan社のギター、ベースは ESP社が1990年代から2000年代前半まで製作していたそうです。

シリーズには【Professional】【Traditional】シリーズなどがあり 【Traditional】シリーズは【Professional】シリーズに比べると若干安価($900~$1500)だったそうです。

セイモアダンカン テレキャスター2

なお、私が所有しているのはTraditionalシリーズです。 しかし、これは中古で譲り受けた為 販売価格は不明です(おそらく、モデル名から$125くらいかと想定できます)

さて、写真をごらん頂きまして既にお分かりかと思いますが ギターシェイプはいわゆる【テレキャスター】タイプですが 正面向かってボディ左側はホロウ加工がされており Fender Telecaster Thinlineを彷彿とさせるつくりになっています。

ピックアップはシングルフロント、シングルリアに 3Wayスイッチ、ワンボリューム、ワントーンの至って【王道】な造りです。

材質は、ボディがマホガニー、ネックがメイプルの仕様となっており 音質は若干固めでありながら、 ホロウ加工の影響もあり、中音域と音のサスティーンが程よい印象です。

譲り受けた際に、Seymour Duncan社のピックアップが搭載されていましたがフロントにSTR-2、リアにSTL-1(いずれもSeymour Duncan社)のピックアップにすぐ取り替えました。

交換後はアンプに通してMIDを抑えめに GAINを上げていくと、ジャキジャキと心地よく歪みます。 フロントピックアップは煌びやかなクリーンサウンドから マイルドな歪みまで幅広く楽しめます。

ネックのグリップ感は一般的なFenderタイプに近く太すぎず、細すぎずの印象でフレットはミディアムタイプの21フレット使用です。

セイモアダンカン テレキャスター3

見るとマホガニーの細かい木目がよく分かります。 シンプルなつくりなので、メンテナンスも手がかかりません。

ここまでのレビューを見ていただき 「だったら、フェンダーのテレキャスでいいんじゃないの?」と感じる方もいるかもしれません。

しかし、現在Seymour Duncanとして製造はされておらず 希望通りのモデルを探すことはかなり難しいと言えるでしょう。 また、ギター、ベース自体の造りは非常に良く本家Fenderにも負けないクオリティーで多くのミュージシャンが現在も使用しています。 ※LUNA SEAのSUGIZOさんは時々ライブでも左利き使用のストラトタイプを 右利き用に改造したモデルを使用されています。

現段階で新品の購入は不可でありWeb上でも【デジマート】などで数点中古品を見かけるだけですが 1本持っていても決して損はしない力を発揮してくれるでしょう。

本家Fenderとは一味違う魅力とネームバリューがあり 使っていると、「おっ!?」っと思わせる少し違ったセンスを見せることができるのではないでしょうか。

2000年前半の製造終了から 既に10年以上の時が経過しており 数々のオーナー様を渡り歩いてきたギターであればもしかすると、とんでもなく【よく鳴る】ギターやベースと 出会える可能性があるかもしれません。

ところが、中古商品であるが為のデメリットがあることも避けては通れません。

いくつかの例を挙げると ・ボディへの傷、打痕、塗装の割れ、剥がれ

  • 電気系統の接触不良
  • ネックの反り
  • フレットの磨耗
  • 金属パーツの故障 など

セイモアダンカン テレキャスター4

ネックを上から見てみるとほんの僅かに順反りが起きている状態でこの場合、トラスロッドに余裕があるか、ある場合じっくりと調整する為の知識も必要となります。

セイモアダンカン テレキャスター5

経年による塗装のクラックはよくある現象です。 これこそ全オーナーに使い込まれてきた証でもあります。

中古のギターを購入の対象とするかは 個人の好みの問題であり必ずしも正解、不正解では決められないところになります。 先ほどのデメリット例を認識の上 自身である程度メンテナンス出来るスキルをお持ちであれば決して全てが悪い買い物ではないはずです

Seymour Duncanギターを通して認識したことは このギターが発売されていた当時1990~2000年代 FenderUSAに負けないクオリティでありながら コストパフォーマンスに優れた素晴らしいギターが作られていたことまた、それらのギターが生産中止となった今でも たくさんの人を魅了する力を持っているということです。

以上エレキギター:セイモアダンカン テレキャスターのレビューをお届けしました。

スポンサーリンク


DTM Review

DTM Review

DTM機材やギターやベース等の楽器等、音楽制作に関わる機材を実際に使用した人が、本音レビューをお送りしています。たまに音楽NEWSなども書いています。
DTM Review

Speak Your Mind

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

ga('create', 'UA-42816298-1', 'auto'); ga('require', 'displayfeatures'); ga('send', 'pageview');