エレキギター:Fullertone(オーダーストラトキャスター)のレビュー

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今回ここ数年ネットを通じてじわじわと評判を集めている
Fullertoneのギターについてレビューをお届けします。

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目次

  • FullertoneとFullertoneギターとの出会い
  • 本機の特徴
  • 入手方法

 

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1.FullertoneとFullertoneギターとの出会い


Fullertoneギターは大手楽器ショップのMUSICLANDKEY経由で販売されているメーカーで取り扱い店舗は渋谷店と池袋店の2店舗になります。
楽器はギターとベースでギターはフェンダー系、ギブソン系を基調としたモデルでベースはフェンダー系を基調としたモデルの製作がされています。

・Fullertoneについて

ビルダーは田中千秋氏。自宅兼工房で1本1本製造されています。

私がFullertoneギターと出会ったのは偶然で2012年8月、渋谷のMUSICLANDKEYに入ったことでした。
当時私は【生涯使えるストラト】を探しておりFenderUSAやVanzandtなど都内あちこちの楽器店を回り試奏していました。

1つだけどうしても譲れないことが、22Fであることだけでその条件はほぼどのブランドもクリアしていました。

しかし、どのメーカーもいまひとつ踏み出すきっかけが足りない印象でした。

何が悪いというわけではないのです。どのメーカーも良さはあり、素晴らしい作りでした。Vanzandtは永久保証という心強い部分もありました。

その日渋谷に出向いたときも、Vanzandtの試奏を目的として出向いていました。

当時渋谷のMUSICLANDKEYのギター売り場(3F)のフロアに入った際グリーンのラメ塗装なのに、やたらビンテージ感のあるストラトタイプのギターがディスプレイされており、Fenderのビンテージモデルでも飾っているのかと思い
ヘッドを見たところ【Fullertone】とロゴがありました。

正直聞いたことが無いメーカーのギターでした。
「見た目も音もビンテージストラトそのもの」というような文句で販売されており
最初は興味すら持ってませんでした。
スタッフさんにVanzandtギターを探している旨と試奏のお願いをし、Vanzandtギターのサウンドチェックをしていました。

しばらくして、スタッフさんがFullertoneギターを薦めてきました。最初は断ろうとも思いました。試奏用に渡されたギターは21F仕様だったからです。しかしせっかくなので、自分で体験してダメならしっかりお断りをしようと思ってました。

 

・初めてFullertoneギターを触ってみてた感覚

グリップを握った感触は、当時あちこちで触れ回ってきたFenderやVanzandtのグリップより若干肉厚でしたが
生音で1ストロークした際、しっかりとボディからネックまで音が響き渡る感触がありました。

何より、もう何年も弾き込まれているような【木の鳴り】が素晴らしかったのです。FenderやVanzandtは新品ギター特有の、【新しい音】が出ます。

これは上記メーカに限らずなのですが、そこから弾き込んでいく事により、音がふくよかでつやのある音が出るようになってきます。

しかし、Fullertoneギターは最初からふくよかでつやのある音が出ていました。思わずスタッフさんに「これ中古品ですか?」と聞いたくらいです。

そして、ボリュームを上げてアンプからの音を聞いたとき、思わず「おー!」と声が出ました。

ピックアップもまたしっかりとしたビンテージサウンドでフロント、センター、リアともに強すぎない枯れたサウンドでした。

その後は何も言わず、10数分弾き込んでいました。

結構な時間堪能させて頂き、素直にスタッフさんに良いギターである旨伝えました。

しかし、私が欲しいギターは22Fであり、一番譲れないところでした。それも、スタッフさんにお伝えし、残念であるがお断りしようとしたところ

「それはオーダーで22Fに出来ますよ」と言われたのです。

そもそもFullertoneのほとんどはオーダー製でとことんオーナーの好みのギターを製造することに注力されていました。

 

・そして購入を決断

しばらく、店内で悩んでいました。さすがに全く情報を持っていなかった状態で何も知らないメーカーのギター製作の即決はどうかと。

しかし、好きなカラー(レリック仕様)の仕上がりに22F製造、またFullertoneも永久保証であることから思い切ってオーダーに踏み切りました。
その後はとんとん拍子でオーダー内容をオーダーシートに埋めていきます。

  • ボディ材:アルダー
  • ネック:メイプル
  • 指板:ローズ
  • フレット:22F

ここまでは何ら今までのストラトキャスタータイプと変わりありません。ネックは試奏した際の幅より少し薄くしてもらうようにしました。

しかし、ボディフィニッシュの際、当時あこがれていたギタリストが使用してたFender1961年製のストラトキャスターのフィニッシュを思い切って提案してみました。

さいわい楽器屋なので、そのギターの写真が載っているムック本も店内にあり、そのままのフィニッシュを提案してみました。

超ヘビーレリック仕様なのですがFullertoneの得意としているところでもありレリック仕様にすることでの追加料金は発生しません。

つまり、このオーダーで基本の料金に追加したのは22F使用にすることだけです。

オーダーは入金完了後から完成まで約3ヶ月、つまり完成は10月頃の予定との事で納品時音に満足頂けなければ、全額返金しますとまで言われました。

2.本機の特徴


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・仕上がり具合

3ヶ月後、店舗に納品された旨の連絡がありました。「微調整のため、音を出しているが今までに無いギターです」との事。一旦塗装をした後に、極限まで剥がしているため木の素直でクリアな音が出ているというのです。

実際、店舗に出向き実機を試奏してみたところ想像通りの仕上がりと音でした。既にFullertoneの良さは分かっていたので期待通りの仕上がりに満足です。

・Fullertoneが得意としているレリック仕様

その中でも特に感心したのが各パーツの使用感の再現です。何年も使い込まれているかのようなノブの使用感と
トレモロブリッジのサビ具合、ピックガードのやけ具合。カバーネジの1本に至るまでレリックの表現は飛び抜けていました。

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背面のパネル部分はベルトバック傷までついておりさらにフィニッシュも忠実に再現されています。その後、知り合いのギタリストの方にサウンドチェックをして頂きしっかりとお墨付きを頂きました。

前述通り、ピックアップはビンテージ系サウンドでしたが若干パワーが欲しいため現在はSeymourDuncanピックアップに交換しています。

何かあるときにすぐ触れるように常にスタンバイしてくれていて一生付き合っていけるギターと出会うことが出来ました。そして、この世に2本とないギターです。

3.入手方法


取り扱い店舗は前述通りMUSICLANDKEYの渋谷店と池袋店の2店舗になります。
ハカランダの指板のオーダーをはじめスタンダードな範囲でのオーダーであればかなりのわがままは
叶えてくれることでしょう。

しかし、7弦ギターや5弦ベースなどのオーダーは行っておりません。かの有名なジミーペイジもFullertoneのオーナーです。

以上「エレキギター:Fullertone(オーダーストラトキャスター)のレビュー」をお届けしました。

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