USBオーディオインターフェイス Apogee ONEのレビュー

コンパクトでルックスも素敵なUSBオーディオインターフェイス Apogee ONEのレビューをお届けいたします。

 

購入の動機


新しいシーケンスソフトを試したくてオーディオインターフェースを探していました。今までのオーディオインターフェースは他のソフトを認識しない仕様だったので、やむなくという感じでした。

基本一人で宅録、ラップトップなので持ち運びよく、音が良ければなお良いという事で電源供給はUSBのみでと考えていたんです。

USBバスパワーのオーディオインターフェースは結構ありますけど、携帯性に欠けるというか、割と大きいんですね。Apogee ONEを選んだ理由としては、他に安くて性能高そうなのがいっぱいあるんですが、自分としては、黒くてシンプルなフォルムである見た目の良さが重要でした。見た目はモチベーションにつながる!と信じてる訳です。

この価格で入力1チャンネル(前のモデルです)という心細さがありますが、2チャンネル同時録音する機会もない一人で録音、プラグインソフトで打ち込みぐらいなら、MIDI端子無しで問題ないと思い購入に至ったわけです。

上位機種に Duet というのがありますが、サンプルレート最大192kHzUSB MIDI端子、そして4つのアウトプットで、DJプレイやライブユースもできると魅力満載なのですが、コスト的にちょっと高めではあります。

シンプルに自分のしたい事を考えるとそこまではオーバースペックかなと思いました。コストと必要としてる仕様のバランスは買う決め手になると思います。

見た目が重要で購入に至った訳ですが、なかなか良い買い物ができたと後々実感する事になりました。

 

Apogee ONE 使ってみて


思ったより小さく感じる外観は、片手ですっぽり収まる小さめなスマートフォンって感じで、外装がプラスチックのためか非常に軽いです。

入力にブレイクアウトケーブルという枝分かれしXLR入力と1/4” インストゥルメント入力の端子があるのですが、こちらの方が重いんじゃないかと思うほどです。とにかく小さく携帯性を高めているように思います。

最大24ビット/48kHzで録音することが可能(サンプリング・レートは44.1/48kHzから選択)。

入力の種類は、先ほどのブレイクアウトケーブルの48Vファンタムマイク入力と1/4” インストゥルメント入力に無指向コンデンサーマイクが内臓されています。そのせいもあってマイクスタンドに取り付けるフォルダーがあります。ONEをそのままマイクのように使う訳です。ここでも携帯性を高いですね。

このコンデンサーマイクなんですが、おまけ程度と思っていたのですが、変にマイクで録るよりもいい音 で録音できます。これはコンデンサーマイクだからなのか他の手持ちを持ってないので比べようがないのですが、歌やアコースティックギターなどにはかなり使える!と思いました。

出力は、ステレオミニジャック端子のヘッドフォンやパワードモニターにつなげます。あとMac接続のUSB端子となります。

Apogee ONEは、フロントパネルのエンコーダーノブを押したり、回したりしてコントロールできる操作性が一番特徴的だと思います。

入力の切り替えや録音レベル、ボリュームはもちろん、約1秒間押し続ければ、出力をミュートすることもできます。これは非常に便利でこれから覚えることも少なく済みますし、誰でもすぐ使いこなせるでしょう。

Windowsに対応していない(厳密には現行品のAvidPro Tools | DuetPro Tools | Quartetを使えばできる)Apogee製品なのですが、Macに関しては、接続するとドライバーなしですぐ認識します。そしてApogee Maestro という無料ダウンロードできるアプリケーションがあり、ローレーテンシー・モニタリング、入力、レベル設定が簡単にできるようになっています。

 

iTunesなどのオーディオを試聴


iTunesの曲を聴くだけでもわかりますが、ちょっと贅沢なサウンドカードとも言えると思います。PCから直接聞くより、ONEで聞く方がかなりクリアだと感じました。

人によっては低音の迫力が落ちると感じると思われるかもしれませんが、僕にはその分、鮮明にいろんな音が聞こえるようになりました。ヘッドフォンに左右されると思いますが、長時間聴いていても疲れないです。

実際、ギター、ドラム音源など録ってみると、明らかな音質の違いなどはないですが、取り込みの情報量が多いといいますか、音圧が上がって録音されるのがはっきりとわかりました。ノーマライズして音量の差をなくしてもそうでした。これは初代ProToolsM-boxとこのApogeeONEAbletonLiveにそれぞれ24bit44.1kHzの同じ環境で試みました。M-boxの方はFocusriteのマイクプリ搭載ですが、ちょっと古すぎて比べるのは酷かなと思いました。

ちなみに、この第1世代の発売が20096月ということもあってか、iPhoneiPadの互換性は書いてありませんが、Apple Lightning – USBカメラアダプタを使用すれば使えます。電源不足なのかこれだけではダメで、専用ACアダプタのついたセルフパワーのUSBハブを間に挟めば大丈夫でした。

 

Apogee Oneの問題点


Mac接続のUSB端子ですが、僕は使ってるうちに本体とUSBケーブルが接触不良になってしまいました。これは僕がマイクスタンドのフォルダーにONEをつけUSBをつけぱなしにしていて、重力でコードが垂れ下がり接続部分の基盤に負担をかけたのが原因とわかりました。

ネットで調べて他の方も同様に接触不良になった人がいました。基盤が関係しているか修理代も高いみたいです。机の上に置いて使う分には大丈夫だと思いますが本体が軽い分、他のケーブルの繋ぎ方に注意が必要だと思います。現行品(第2世代)は、改良されているかもしれませんが気を使う分には越した事はないと思います。

ブレイクアウトケーブルは78gぐらいの重さがあって、接続して垂れ下げるには勇気のいる重さです。

 

まとめ


ネットでは評価の悪いのが目立つApogeeONEですが、中には携帯性の良さから本当に気に入っている人もいます。僕ももちろん気に入っています。今までは使い切れていない機能を減らし、その分、予算の許す限り音を良くしていったら、このApogeeONEにたどり着いた。見た目から入った結果論ですけれど、とてもいい買い物をしたなと思いました。

以上《USBオーディオインターフェイス Apogee ONEのレビュー》をお届けしました。最後までお読みいただきありがとうございます。

関連サイト

Apogee→http://www.apogeedigital.jp/product/one

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