[レビュー]ヘッドホンSENNHEISER ( ゼンハイザー ) HD598について

[レビュー]ヘッドホンSENNHEISER ( ゼンハイザー )  HD598について

音楽制作/音楽試聴には少しでもいい音でいいバランスで聴きたいものですね。今回はSENNHEISER ( ゼンハイザー ) のヘッドホンHD598についてレビューします。



ヘッドホンHD598の仕様

ゼンハイザージャパンHP参考〜

オープンエアーの定番、HD 500 シリーズのトップエンド、HD 595 の後継モデルです。
新開発のAdvanced Duofolダイヤフラム採用で、オープンエア―の醍醐味を満喫でき、抜群の安定感を誇ります。
ケーブルの着脱も可能です。
型式 : ダイナミック・オープン型 周波数特性 : 12~38,500Hz
インピーダンス : 50Ω
音圧レベル : 112dB
質量 : 約246g(ケーブル重量除く)
接続ケーブル : ケーブル長3.0m(片だし)、
6.3mmステレオ標準プラグ(ストレート型)
付属品 : 3.5mm変換アダプター
その他の機能 : E.A.R.機構


 ★音楽制作におけるヘッドホン

音楽制作で使われるヘッドホン,値段にして数千円からうん十万まで幅広くありますがだいたい1万~2,3万のモノが比較的多いですね。その中でいわゆるモニターヘッドホンとしてもっとも定番と言われているのが,

SONY ( ソニー ) / MDR-CD900ST

スクリーンショット 2013-10-11 12.09.15

レコーディングスタジオに行くとほぼ100%といっていいほどこのヘッドホンが置いてあります。MDR-CD900STは可もなく不可もなくといった、もっとも定番のモニターヘッドホンと言えますが,個人的に思う事は長時間付けていると耳が痛くなります。
ですのでミックス等をヘッドホンでする場合、長時間作業をするには正直向かないと思います。耳が痛くならないように鳴っている対応もありますが、音が比較的固めなのでそれも長時間つけるには厳しいですね。

余談ですが、奥田民生さんがレコーディング風景をそのままライブにするという企画をされてましたがそのとき使用されていたヘッドホンがこれでしたがどうやら、改造してあるようです、ルックスもオレンジ色でかっこよかったな。。

 

他のわりと定番ヘッドホンとして、僕の周りではAKG

スクリーンショット 2013-10-11 12.10.47

だとかbeyerdynamic

 

スクリーンショット 2013-10-11 12.11.15

ultrasone

 

スクリーンショット 2013-10-11 12.11.39

あたりを使っているクリエーターも多数いますね。ルックス、つけ心地、重さなども関係してくるので色々な選択肢があります。


 ★ヘッドホンHD598を購入に至った経緯

[レビュー]ヘッドホンSENNHEISER ( ゼンハイザー )  HD598について

そんな中、ヨドバシカメラさんのヘッドフォンコーナーにて様々な商品を視聴しまして購入しました。 Sony,Victor,Audio-Technica,Panasonic,Pioneerなどメーカーがありますが、
昔から先輩エンジニア個人的に使っていたのがSENNHEISEでしたのでもともと惹かれてはいました。(笑)

僕の望んでいたヘッドホンは原音を過大も過少も無く忠実に再生できる物を探していました。 Sony,Victor,Audio-Technicaさんの商品は中域に特徴があり Panasonic,Pioneerは高域が派手に出ている印象がありました。
その中で低域も確認でき高域は少し派手ですがこのHD598を購入することにしました。


★ヘッドホンHD598を使用して分かった事

購入後すぐ分かった事はヨドバシカメラさんに置いてあったヘッドホンアンプのレンジがあまりにも狭かったということでした。 自宅で聞いてみると低域から中低域が大きく出ており全体が膜がかかっているかのように聞こえました。
ただ、高域はかなり伸びているので上の帯域はしっかりと出ていました。 レンジが広いためヘッドホンアンプとの相性が如実に出ることが分かりました。 しかし今ではKickやBassなどの低音確認に重宝しています。


★ヘッドホンHD598の音像感

音像感につきましてはLRにふられている音源(ギターのバッキング&コーラスなど)がスピーカーより大きく感じ、 センター定位している音源(Voなど)が若干小さくなる傾向になる印象を受けます。 ですので、バランスについてはスピーカー、ラジカセ併用し確認しております。


★ヘッドホンHD598は長時間使用可能!

また編集作業などで数時間ヘッドホンをつけたままになることがあるのですが スタジオでアシスタントをしていた時は耳たぶが痛くなることが度々あったのですが HD598はイヤーパッドがベロア生地が採用され、数時間使用しても一度も耳たぶが痛くなったことはありません。
今まで使用してきたヘッドホンの中でかなりの満足できるポイントでした。


 ★ヘッドホンHD598の注意点

オープン型ですので音漏れが大きい為、録音をする環境下での使用は厳しいと思われます。 この音漏れが改善されれば使用環境が広がり良いと思われのですが、 オーディオリスニング用と割り切って作られているこのヘッドホンの方向性も嫌いではないです。

どこかのお店で一度だけでも試聴してみる価値のあるヘッドホンだと思います。 今回はSENNHEISER ( ゼンハイザー ) のヘッドホンHD598についてレビューでした。


参考サイト

ゼンハイザージャパン株式会社
http://www.sennheiser.co.jp/sen.user.ItemDetail/id/274.html



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