BluetoothヘッドセットJabra :HALO2 とBluetoothイヤホンにもなる Clipperのレビュー

BluetoothヘッドセットJabra :HALO2 とBluetoothイヤホンにもなる Clipperのレビュー

Bluetoothヘッドフォンとは

BluetoothとはWifiと同じ2.4GHz帯の電波を利用した無線の種類です。Bluetooth搭載のキーボードやマウスも人気がありますが、近年Bluetoothヘッドフォン、特にヘッドセットはケーブルレスで携帯電話やスマートフォンの着信を受けられるためにスマートフォン利用者には特に人気が高まっています。



 BluetoothヘッドセットJabra製品の特徴

さて、そのBluetoothヘッドセットの中でもJabra製品の性能はダントツというべきでしょう。140年の歴史を持つデンマークブランドのJabraの製品は、デンマークの音響製品の音質が世界トップレベルである中で、ヘッドセットの分野で素晴らしい音質を追求して来た老舗です。日本での注目度はここ数年になりますがその音質は使用してみればすぐに分かります。音声を聞くだけの為にここまでのこだわり?というほど自然で素晴らしいものです。その音質はクリアで澄んでいて濁りがなく、ヘッドフォン、ヘッドセットを装着した、頭の上部中央で音が鳴るよう設計されています。その心地よさは想像以上で、一度Jabraを使い始めたらずっとJabraばかり、というユーザが多いのもうなずけます。


 Jabra HALO2の良いところ

BluetoothヘッドセットJabra :HALO2 とBluetoothイヤホンにもなる Clipperのレビュー

 

HALO2 (ヘイロー2と呼びます) はHALOの後継機種であり、HALOからさらに進化したBluetoothヘッドセットです。Bluetooth 3.0+A2DP、連続通話時間最大8時間、連続音楽再生最大6時間で、連続待ち受け時間は312時間もあります。BluetoothのA2DPという規格はさらに音質がハイクオリティである事を示します。Bluetooth 3.0になりペアリングの速さがハイスピーディになり、音質もさらに安定しました。HALO2は特にバーチャル・サラウンド・サウンドとさらにパワフルな重低音が特徴です。音楽再生時に着信した場合は音楽が自然と消え、通話優先となります。通話時はノイズ・ブラックアウト機能が働き、音声をクリアに伝えます。

BluetoothヘッドセットJabra :HALO2 とBluetoothイヤホンにもなる Clipperのレビュー

 

本体はコンパクトに折って持ち歩けます。そのシンプルで優雅なデザインは身につける度に喜びをもたらします。さらに特筆すべきは、ケーブルがついており、有線、無線両方で使える事です。こういったきめ細かさは常にユーザーの立場で製品が作り出されて来た歴史を感じさせます。価格も最近はぐっと買いやすくなり7.000円を切っているショップも見かけたりします。

Jabra HALO2の困るところ

それは音漏れです。形で見て分かる通り耳当てクッションがほとんど無いデザインで、耳を包み込みませんからどうしても音漏れします。それと、デザインが独特で、締め付けがほとんどなく、ヘッドセットのカーブがナチュラルに頭に沿って乗っているようなデザインで快適なのですが、激しく動いたりするとするり、と外れやすいです。


bluetoothイヤホンにもなるJabra Clipperの良いところ

BluetoothヘッドセットJabra :HALO2 とBluetoothイヤホンにもなる Clipperのレビュー

 

Jabra Clipperもまた素晴らしい製品です。名前の通り小さなクリップの形をしており重量はたったの20g、シャツに挟み込んで付属カナル型インナーイヤフォンを挿してヘッドセットとして使いますが、ステレオヘッドフォンですからもちろんBluetooth 対応のDAPに繋いでも良いのです。ワンセグにも対応。ジョギング等にも最適です。色はカラフルで美しい色が揃っています。こんなに小さく、バージョンは従来のBluetooth2.1規格ですが音質は信じられないほどクリアで抜けが良く、ストレスフリーの高音質です。カナル型ですから音漏れも心配がありません。クリップで固定されていますから耳からイヤフォンを外しても落ちたりせず、いちいちしまわなくても良いので楽です。

クリップには自分のお気に入りのヘッドフォンを挿してBluetooth化してしまう事ができます。これは非常に優れているところです。価格は4.000円台になっています。HALO2よりもこちらの方がやや割高感があります。

Jabra Clipperの困るところ

それは装着するのに時間がかかる事です。クリップはかなりキツく閉じている形なのでクリップで挟める生地が全て大丈夫なわけでもなく、あまり厚地だと挟めなかったり、逆に薄すぎる生地も傷めそうで心配になったりします。さらにBluetooth2.1規格ですからペアリング速度も3.0に比べたらかなりもっさりと待たされます。装着してから音が鳴るまでに相当時間を要します。つまり、クリップとイヤフォンを装着し、そこからスマートフォンやDAPと機器接続開始、それから音楽を聞くと言った具合で、この装着の時間を常に逆算して考えないと通常のヘッドフォンのようにコードを挿してすぐ聞く、という事は全く出来ないという事を前提にする必要があります。それと音楽を聞くには再生時間が短いです。通話時間の連続時間は最大6時間ですが音楽再生の場合はもっと早くにバッテリー切れしますので新幹線などで数時間乗る、あるいは長距離バスに乗る、という場合にはバッテリー持つかな?と不安になり通常のケーブルのものもダブルで持つ、というような必要性が出て来てしまうのも事実です。とにかくまめに充電する必要があります。


 まとめ

HALO2 もClipperも音質の点ではBluetoothヘッドセットの中では最高の品質と言えるでしょう。アメリカを代表するヘッドセットの有名ブランド、プラントロニクスの高価な製品等と比べてもそれに勝る美しい音質です。デザインもモダンでスタイリッシュ。価格的には、ユーザーがどのように感じるかはそれぞれだと思います。携帯電話やスマートフォンはiPodやウォークマンのようなDAPよりもっと日常的に使用するものです。それだけに音質、あるいは使い勝手の良し悪しによっては時には非常なストレスになってしまう事があるでしょう。物理的に考えてもワイヤレスは有線よりは音が劣化するのは当たり前です。その当たり前を覆すJabra製品の音質追求の結果はもちろん快適さとなって現れていますが、さらにそのデザイン性と使い勝手の良さ、そしてラインナップの豊富さまでプラスアルファされたなら、必ずユーザーを満足させるものとなるのは間違えありません。たかがBluetoothヘッドセットと考えるか、Bluetoothヘッドセットだからこそ、と考えるかで選ぶメーカーも製品の価格帯も変わってくる事でしょう。日々の豊かさは小さなところへのこだわりがもたらすものかもしれない、というBluetoothヘッドセット2種のレビューでした。


関連サイト

http://www.jabragn.jp/music/index.html

http://www.jabragn.jp/mobile/




 

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