ヘッドホン AUDIO TECHNICA(オーディオテクニカ) ATH-SX1a のレビュー

 

IMG_0630DTM をやる以上、モニター環境を色々試行錯誤したい所です。 ですが、スピーカーは家で満足に鳴らせない なら ヘッドホンを買おう!そういうお手伝いが出来ると思ってレビューを書きます。

スポンサーリンク

基本スペック


  • 密閉ダイナミック型ヘッドホン ・再生周波数特性 10~32000Hz ・イヤーパッド、ヘッドバッド材質 レザー
  • プラグ 6.3 mm標準&3.5 mmミニ の金メッキステレオ 2 ウェイ

まあ公式 HP を見れば色々スペック情報が事細かに出ますが、上の 4 つの情報を見ればだいたい大丈夫じゃな いでしょうか?

音質


聴きやすいかまぼこ型の印象 (かまぼこ型とは、ドンシャリの逆で高音と低音が弱めで中音域が目立つ傾向のことです。)

とはいえ、全帯域がよく聞こえ、中音ばっかりで使えないってことはないのでご安心を そのかまぼこ型故に、ピアノ、ギター、バイオリン、Vocal 辺りに向いてると思われます。 Vocal あたりの低音が太めに聞こえますが、高音の伸びがちょっと落ち気味な印象 全体的に音は柔らかめ、長時間聴いてても耳が疲れにくい印象 それ故に音楽鑑賞にも使えます。

装着感


耳にスッポリ入る感じで深め 重さはそこそこ重いが、それだけしっかりしている(録音してて気になる重さではない) パッド素材がレザーなので高級感があるが夏場は蒸れやすく、汗を終わった後拭かないとべとつきます。 (その分音漏れは結構大丈夫かな?・・・) あとヘッドホン自体が結構柔らかくて頭がでかい人でも大丈夫

IMG_0610(片耳聞きも楽勝)

 

使ってみての印象


主に Vocal レコーディング、MIX、リスニングで使った印象です。 まず、高音の伸びがちょっと弱い印象だけど、その分 Vocal の中低音が太めに聞こえてモニターしやすいです。 全体的に聞こえ、リバーブの音なんかも聴きやすいです。 ただ、どのヘッドホンでも言えることですが、これだけで MIX しようとは思えません。
最低他に 1~2 個は別のヘッドホンが欲しいですね

IMG_0611

 

SONY MDR-CD900ST と AKG K240MKII との比較


ここで私の持ってる他のヘッドホンと比較してみました。

低音域

900ST>K240=SX1a って印象 全部素晴らしいヘッドホンですので問題なく低音域が出てるとは言っておきます。

耳の疲れ具合&着け心地

K240>SX1a>900ST って順ですね
これは K240 が開放型ヘッドホンで尚且つ軽いってのもあるのが高評価!
その点 900ST は音が固く、長時間の録音にはあまり耳に優しいとは言えません SX1a は 900ST より重量がありますが、音質が柔らかく、900ST より長時間聞けます。

各ヘッドホンを簡潔にレビューすると

900ST

モニターヘッドホンとしてどこのスタジオでもある定番ヘッドホンなので何度か聴き比べ、他のヘッドホンを探して いきたい 音は固めでフラット、物は軽量、壊れても各パーツが売られてるので修理しやすい

K240MKII

半開放型ヘッドホンで音が漏れる為、レコーディングには不向き、全体的に聴きやすく、フラット傾向で物も軽量 長く MIX 作業出来る、ケーブルとイヤーパッドは二種類入っていて、安価

SX1a

密閉型で、モニター、MIX、リスニングで使いやすいヘッドホン
重量は 900ST より重いが、音が柔らかく長時間作業も問題なし、 低音域が太めに聞け、Vocal やギターなどの弦楽器向け
また 900ST より音に奥行きがあるのでリバーブなどの空間音も聞き取れる
ただ、高音域が他の 2 つと比べちょっと落ち込んで聞こえるのとイヤーパッドが経年劣化でちょっとベトベトにな る辺りが残念か・・・
ミニプラグにもなるのはちょっと嬉しい

IMG_0609

最後に


録音用のヘッドホンを探してる方は、色々使ってみてモニターしやすいのを探してみるといいでしょう。 その点では色んな用途で使える SX1a は持ってても損がないと言えます。
MIX 用途で探してる方は、複数ヘッドホンを買いましょう。そのうち一個は開放型を買うと便利ですよ 広く音が聞こえるヘッドホンだとしても、他のヘッドホン、スピーカーで聴いたらパンやボリュームがおかしい場合 があります
リスニング用途で探してる方は、中音域(Vocal など)を豊かに聞きたいのであれば買いだと思います。 ドンシャリ系が好みの人は満足出来ないかもしれない
あとはイヤーパッドや交換部品で選ぶと良いでしょうか? 例えば交換用イヤーパッドの値段を考えると、

SX1a が 2462 円
K240MKII が 1598 円(ベロア製)
900ST が 1986 円
(すべて、サウンドハウス(2015 年 1 月 19 日現在の両耳分の税込み計算です。)

これを考えると SX1a は若干お高めかもしれません。 でも楽器屋で一度試聴して見てから決めるといいと思います。 それだけの音質を持ってる製品ですから。

以上ヘッドホン AUDIO TECHNICA(オーディオテクニカ) ATH-SX1a のレビューをお届けしました。

スポンサーリンク


DTM Review

DTM Review

DTM機材やギターやベース等の楽器等、音楽制作に関わる機材を実際に使用した人が、本音レビューをお送りしています。たまに音楽NEWSなども書いています。
DTM Review

Speak Your Mind

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

ga('create', 'UA-42816298-1', 'auto'); ga('require', 'displayfeatures'); ga('send', 'pageview');