作曲したいDTM初心者のためのDTM入門〜その5

さて4回に渡ってお伝えしてきているDTM入門。前回『作曲したいDTM初心者のためのDTM入門〜その3』『作曲したいDTM初心者のためのDTM入門〜その4』では曲の骨組みを打ち込みながら作曲していく方法を紹介しました。そして今回は、前回作った曲のフレーズをさらに仕上げていく方法について紹介します。



 

前回ではベース、ストリングス、そしてドラムの 3 つを作りました。これから残りのピ アノとスチールギター、そしてメロディーを奏でるハーモニカを追加していきましょう。 ピアノは True Piano というソフトウェアシンセから音を出し、また復習としてピアノロー ルビューで打ち込んでみましょう。コード進行は C|F|C|G でしたので、ここではピア ノをベース音と相性の良い音と組み合わせて 8 分音符でドソドソドソドソ|ファドファド ファドファド|ドソドソドソドソ|ソレソレソレソレという音で入力し、作ったフレーズ をコピーして二回繰り返してみましょう。

できましたか?方法を忘れてしまった方は vol.3 の記事をもう一度見ながらやってみて下 さい。クリアーなピアノの音が入ったことで曲にメリハリが出てきました。

次にスチールギターのトラックを作っていきましょう。これまでの手法と同じようにも もちろんできますが、ここでキーボードをパソコンと接続した状態で録音する方法を紹介 します。予めキーボードやシンセサイザー、電子ピアノをパソコンと接続する場合は機器 のインストールを済ませておい て下さい。

インストールや設定 の詳しい方法は機器の取扱説明 書を参考にしてみて下さい。パ ソコンとキーボードを接続し、 キーボードの電源を入れると次 のような確認画面が現れました。 ここで「はい」をクリックする とインプットデバイスとしてキーボードが追加されました。もし確認画面が表示されなければ「編集」→「環境設定」か ら MIDI の「デバイスの選択」から入力デバイスに接続したキーボードが選択されている かを確認して下さい。今回は Dimension Pro というプラグインシンセから Martin Steel(natural)という音源を使用します。この状態でキーボードのスピーカーから出る音量 をゼロにして、鍵盤を押してみて下さい。するとパソコンのスピーカーからスチールギタ ーの音が出ました。

今回はスチールギターの音でドミソドソミドソ|ファラドファドラファド|ドミソドソミ ドソ|ソシレソシレシソ|というフレーズを入力してみましょう。スチールギターの音が 出ることが確認できたら少しこのフレーズが弾けるかどうか練習してみましょう。

できることが確認できたら、トラック 4 のスチールギターの赤いボタンをクリックします。 すると録音待機状態になります。そして画面上部の赤い録音ボタンでメトロノームがスタ ートします。そのメトロノームのテンポに合わせてこのフレーズをキーボードで演奏して みます。少し早すぎてついていけないと思えば、今だけテンポを 60 くらいに落として演奏 すればより簡単になります。あるいはワンフレーズごとに録音は繰り返し行うことができ るので、最初のドミソドソミドソの鍵盤に指を置いておき、そのフレーズのみを録音して、 いったんストップし、また次のファラドファドラファドの録音を行うこともできます。録 音できましたか?

さて、キーボードを使って録音すると、打ち込みとは違う点がいくつかあります。まず、 鍵盤に慣れた人でもそうで無い人でも、打ち込みよりもとてもスムーズで手早くフレーズ を追加できるというメリットがあります。一方のデメリットは、間違った鍵盤や隣の鍵盤 も同時に押さえてしまったためのミス、そしてメトロノームにうまく合わせられずリズム に乗り遅れるという点です。まずは間違った音を入力してしまったものを修正していきま しょう。スチールギタートラックで録音したトラックをピアノロールビューで表示します。 するとご覧の通り関係の無い鍵盤を押さえてしまったミスまでもが入力されてしまってい ます。

これを消去ツールを使って消していきましょう。次にタイミングのズレです。これを手作 業で全て移動ツールで修正していくことも可能ですが、とても骨の折れる作業になるでし ょう。そこでデジタルならではの心強い味方!自動で修正してくれるクォンタイズ機能が あります。スチールギターのトラックを選択した状態で「プロセス」→「クォンタイズ」 をクリックします。今回は 8 部音符の感覚で音を出していたので分解能のデュレーション を 1/8 にして、あとはそのままで「OK」をクリックします。すると自動でタイミングが整 頓され、リズムがきっちり合うように調整されました。

ここまで来るともう立派な曲のフレーズのように出来上がりが見えてきました。これでドラム、ベース、ストリングス、ギターと伴奏はだいたい出来上がった状態です。それでは次回は最後にメロディーをのっけてみたいと思います。

今回は作曲したいDTM初心者のためのDTM入門〜その5でした。次回はこのDT初心者講座ラストです!



Shunsuke Mizutani

Shunsuke Mizutani

水谷俊亮
作曲家・メディアクリエイター
(バングラデシュで貧困問題解決に取り組む一貫で)メディア製作会社スタジオパドマ代表。

facebook:facebook.com/shunsukemiztany, ブログ:bangla.jugem.jp
Shunsuke Mizutani