iPad音楽制作アプリ「Nano Studio」のレビュー後編

titleiPadを使った音楽制アプリ「Nano Studio」についてのレビュー、前回は購入理由と制作進行についてのレビューをお送りしました。
今回はミックスとNano Studioのいいところ、悪いところをレビューしていきます。

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ミックスダウン


完成した楽曲をミックスダウンします。

NanoPict_014

上部に MANAGE タブがあり、ここでデータの保存やミックスダウン、ファイルの受け渡し、プロジェ

クト設定等を行います。

ミックスダウンと書かれているボタンを押して、設定を選んでミックスダウンを開始するだけの簡 単な工程でミックスダウンが可能です。

ここの設定では、MIX したファイナル MIX、ミキサーでエフェクトやボリュームを適応した状態での パラアウト、ミキサーに通すまえのパラアウト と書き出し方法を設定することができるので、あと で PC の DAW で更に本格的な MIX を行うことができます。

完成した楽曲がこちらです。

 

NanoStudio の良いとこ悪いとこ


NanoStudio で楽曲を制作して感じたことを記載します。

・良い所

その他の iPadDAW ソフトと、遜色のないインターフェースや内容で、取っ掛かりが非常に簡単で す。

ドラムやシンセもシンプルな構造かつ基本的な性能が備わっているので、初心者の方にはおす すめな DAW だと思います。

また、ミキサーにも同じことが言え、わかりやすいミキサーでも、抑えるべきところは抑えてあると いう印象です。

初回購入から、アドオンにて色々な機能設定を追加することができるのですが、5トラックとやや 少ない初期状態でも、十分な楽曲制作が可能なのではないでしょうか。

・悪い所

DAW の特徴なので仕方がない部分もありますが、細かい所に若干使いにくさを感じます。 例えば、シンセで音色を選ぶ際に、バンクとプリセットの組み合わせで音色を選ぶのですが、カテ ゴライズされておらず、1つずつ音色を確認する必要があります。

最近では、カテゴライズは当然の機能であり、音色選びによる時間を制作時間に割り当てるため、 各メーカー色々な工夫で効率の良いカテゴライズ機能が施されています。

NanoStudio のように、十分な DAW にこの機能が無いのは、もったいなさを感じます。 キーマップの操作性が、イマイチな所も挙げられます。

例えば、1つのノートをを動かしたい、長さを伸ばしたいと思った時、NanoStudio では、タップで1 度選択して、別のボタンで調整しなくてはなりません。

Cubasis では、ノート選択後、各調整ボタンを押しながらノートの長さなどを決定するので、操作が わかりやすいです。ベロシティーの設定も、ノートと同じ位置にあるし、そのボタンで調整もできる ので、直感的に操作することができます。

この辺りは、慣れの話ではありますが、「ノート長さは下のボタンで」「音程は右で」「ベロシティー は別画面で」というと、いちいち画面を切り替えたり、考えたりしなければならないので、やや不便 です。
最後に、他の iPadDAW と比べると、見劣りする点です。

DAW の性能差という話にもなりますが、NanoStudio では、オーディオを扱うことができません。 また、INTER APP AUDIO に対応しておらず、NanoStudioDAW でできることは限られています。

Cubasis や KorgGadget では、オーディオを読み込めたり、INTER APP AUDIO に対応した楽器や エフェクトをインサートして、iPad だけで、PCDAW と同じぐらいの楽曲を制作することが可能です。

NanoStudio が発売された当時は、他の DAW が少なく、高性能だと思っていた DAW ですが、最近 の iPadDAW 事情から考察すると、制作する人によっては、NanoStudio では機能不足と感じる方 もいるのではないでしょうか?

 

まとめ


私は、用途によっては、十分に活躍できる NanoStudio という結論に至ります。
筆者環境下では iPadMINI2 を使用していますが、動作も良好です。おそらくやれることが多くはな いので、低負荷で動くアプリなのではないかと感じています。

シンプルながら基本を抑えたシンセやミキサーは、これから DAW を始めようと思う方には向いて いる DAW だと思いますし、値段も Cubasis などの DAW と比べ、安価になっています。

他にも、ほんとにスケッチしたい!という目的で使用するのもありです。Cubasis 等は、INTER APP AUDIO を使用したり、オーディオを読み込ませたりすると、もはやスケッチどころではなくな るからです(笑)

iPad のミュージックアプリでは、PC と比べ比較的安価な DAW やシンセなどが多く販売されていま す。PCDAW だと、もしかして失敗したらどうしよう…と値段的な不安になる可能性もありますが、 Cubasis 等より更に安価で十分な機能を持った NanoStudio を購入し、DAW の操作になれたら他 の iPad アプリや PCDAW の購入を検討してみても良いのではないでしょうか?

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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CubaseCreate

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アミューズメント関係のサウンドを制作しています。Cubaseを用いて、作曲や効果音の制作を行っています。家ではバンドや結婚式用の楽曲や映像制作を行っています。楽器はキーボードを担当です。
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