プラグインWaves「Renaissanceシリーズ」レビュー

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皆さんこんにちは、今回レビューをさせていただきます。サウンドクリエーターのCreator-DKと申します。

今日はWavesの定番、入手しやすいGoldバンドルにも収録されているRenaissanceシリーズをレビューさせていただきます。
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今の作曲家には、もはやMixやMasteringの知識は不可欠になりましたね。

それで、業界標準のWAVESそして手ごろで入手しやすい、Goldバンドルをとりあえず買ってみた。と言う方おられるのではないでしょうか!?

Renaissanceは、エンジニアさんでも愛用者が多い定番プラグインです。これだけでも大きく音色が変わるぞと言うのをご紹介したいと思います。

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今回のお題

まずは、「2chでとったステレオのドラム」を原音にしたいと思います。今回は「S.D2」というドラム音源にリッチなマイクセットで取れなかった場合を再現しています。まずは聞いてみてください。

ん〜どうでしょうか。やはりドラム音源ですので元の音がかなり素直ですよね。2ch取りでも非常に綺麗です。

ですが、若干その分迫力に欠けますよね。せっかくアップテンポな8ビートなのに・・・。

と言うことでまずはダイナミクスの処理をRenaissanceCompとEQでやってみたいと思います。

ここで諸注意ですが、ダイナミクス系のMixを行う前にマスタートラックにかならず「リミッター」や「マキシマイザー」をかけておきましょう。

コンプ処理では音量がいとも簡単に上がるので下手をすると機材や耳を傷めるほど大きな音がてしまう可能性があります。

今回はWavesの「L1」マスタートラックに挿し、クリッピング・出力レベル越えを防いでいます。

 

ロックドラムっぽくしてみよう。

まずはお行儀をすこし悪くしてみます。RCompをエキスパンダーとして使います。そうなのです。潰すだけがRCompではないのですよ!コンプなのに!!

で、設定はこんな感じに。

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リダクションがちょうど3.0dbになるように設定しまいます。RCompをエキスパンダーとして使う場合にはレシオを0より上に設定します。そうするとエキスパンダーとして機能します。ソフトニー(コンプのかかり方が優しいという意味)の良さ、全・開!!

かけたときの音がこちら

はい、元の音よりメリハリが出てちょっと躍動感が出たように聞こえませんか!?

これで2chでとった音源のスネアやキックなどが強調され金物の余韻などがより小さく聞こえるようになったとおもいます。

これで下ごしらえは出来たので、この後に「RenaissanceEQ」その後にまた「RenaissanceComp」をかけて一気に音圧を稼いでみましょう。

まずは「RenaissanceEQ」で気になる部分を押さえて、欲しい分は強調していきます。今回は6バンドタイプで細かくいじってみます。

その後マキシマイズをかねた「RenaissanceComp」を挿します。

これで、「RCmp(エキサイター)」>「REQ6バンド」>「RCmp(マキシマイズ)」というインサートルーティングになります。

REQ6バンド>RCmp(マキシマイズ)の流れの設定はこんな感じ。

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突き抜けるスネア、低音がまとまったカンジのキックとタム、主調しすぎないハット,飽和的なんだけど邪魔にならない金物を意識してみました。

リダクションは-10dbぐらいとかなりかかっている印象を受けますが、音が堆積しているところにスネアやキックなどのアタックが重なったときにがっつりかかる設定で、メリハリは、残してみました。

スレショを下げ、レシオを緩くして大部分にかかるようにすれば、もっとまとまって奥まった印象になると思います。他のトラックと重ねるときはこちらも有効かと思います。

実際どんなカンジに聞こえるかと言うと・・・。

こんな感じです。ここまで来ると最初は随分違う感じが・・・していただけるかな!?

え?もうちょっとなんかないのかって?

よし、じゃぁダメ押し仕上げにセンドリターンで完成したこの音を「RenaissanceReverb」に送って全体の空間表現をつけてみよう!

今回は楽器別に分かれて録音されていないから楽器別に空間表現を足して過激なMixコントロールを作ることは出来ないので、今のぱっつり感をけしてナチュラルな空間表現に近づけて、かつやはり低音はあまりだぶつかずまとまったカンジに仕上げてみます。

ポイントは低音成分にステレオ感を与えないように、響きを高音方向にシフトさせるイメージをもたせます。自然倍音列上のそこそこ高いところだけを美味しくいただいてみましょう。

そして、仕上がりのトータルMixに対し、おそらくこのくらいはかけられるであろうというマキシマイズを施してみます。

リバーブの設定はこちら。そして元音とのバランスはDAW側のフェーダ・センド量で行っています。

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そして完成形の音源がこちら。

パッツン感もきえて余韻もふくよかに!マキシマイズでトータルリダクションおおよそ5dbほど全体的に底上げして全体をぐっとまとめて完成です。

総括

いかがだったでしょうか?非常にナチュラルでクリーンなのに、非常にしっかりリアルで高品位なサウンドを得られます。

最初の音源と最後の音源では、クオリティが違いますよね!!

もっと過激なことも、繊細なことも出来ます。非常に便利なRenaissanceシリーズ。

ドラムに限らず、あらゆる楽器、音源に使えますし、Mix-Masterにも全然使えます。やはりWavesを代表するプラグインとして恥じない性能だとおもいます。

以上、Creator-DKのRenaissanceシリーズのレビューでした!
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Creator-DK

Creator-DK

作曲・編曲・作曲指導・Mix・Master・サウンドクリエイトなどをやっております。

楽曲制作・DTMに関することであればお力になれると思います。

公式HP:http://creators-house-labo.com/

Twitter:https://twitter.com/CreatorDK
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