ギターアンプROLAND JC120 のレビュー

ROLAND JCのと言えば、誰もが知る定番アンプですね。スタジオ、ライブハウスに行けば大体置いてあるというスタンダードアンプ。見たことあるけど実際どうなん?って方も多いと思うのでそんな方への基本のおさらいも兼ねて、
今回はそんなROLAND JC(ジャズコーラス)120 のレビューをお送りします。

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1) 定番の強み


ギターアンプJC120は日本では定番の商品です。
アマチュアバンド用のスタジオからプロ仕様のレコーディングスタジオ
小さなJAZZのお店からライブハウスまで。
置いていないところはないといっても良いくらいに必ずある定番のギターアンプです。
たまに小さなお店ではJC90のような少し小型のサイズのものを置いてあるところもありますが、操作方法は同じなので安心して使えます。
実は、私はリハーサルスタジオを経営していますが、機材選びに重要なのはこの定番商品であることが重要なのです。
どこにいってもあるということは、だれでも使ったことがある。少し経験がある人なら使特にギターアンプの場合はそれぞれに特徴があり、操作方法もちがうので、定番が1台あると非常に助かります。

 

2) ではその特徴は?


JC120の特徴は・といわれれば特徴がないのが特徴です。
マイルド方向にシフトしているものの
あの名機と呼ばれているFENDERのTWINREVERBの特長である極端なV字設定を踏襲しています。
詳しい話をする前に

 

3) V字設定の説明をしておきましょう。


オーディオ用のアンプはフラットな音質を目標に作られています。
楽器の生音をそのままにスピーカーから再生することが究極の目標で
そのために何十年にわたり研究して試行錯誤してきたわけで、「どのメーカーのアンプは
音が硬い」とか「こういう特徴がある」というのはいまだ発展途上にあるということで、
究極的にはどのメーカーのアンプも同じ音がする、というのが正解のはずです。
ところがギターアンプはちがいます。
アコースティックギターとエレキギターの音の違いはだれにでもわかると思いますが、エレキギターのあの特徴的な音はアンプによって作られた音です。
ギタリストは自分のギターと共にギターアンプもまた楽器の一部と考えています。それほどにアンプの特性は重要なのです。
奏者の要望を取り入れながら作ったのがフェンダーのツインリバーブで低音部と高音部を極端に高く、中音部を極端に低く設定した状態にしたときにあのエレキギターの特長のちょっと歪んだ魅力的なサウンドを作り出せたのです。
イコライザーのメモリがV字に並ぶような設定になったのは耳で聞いて弾きながら選ばれた多くのギタリストの良いと考える理想の設定だったのです。
それが「V字設定」とか「ドンシャリ」とよばれるEQ(イコラーザー)の設定です。

 

4) 特長その2


特長のない音質はマイルドなJAZZのギターからクランチなロックサウンド、ヘビメタサウンド(エフェクター前提ですが)などほとんどの音に対応できます。
現在のギタリストの音つくりはアンプではフラットな音(オーディオでいうフラットではなく、ギターアンプでいうフラット)を出しておいて、自分のエフェクターで自分の音を作るというのが一般的なスタイルなので、特長がなく、操作が簡単なアンプこそが求められているアンプです。
そんな需要にピッタリなアンプの一つがJC120です。

 

5)操作方法


チャンネルは2つ。
写真の左側が予備のチャンネルで普通は使う事はありません。 右側のほとんどの部分を占めるチャンネルがメインチャンネルです。
ジャックの差込口は上下2口ありますが上がブライト、下が少しゲインの少ない設定になっています。
ロックなどは上のブライト、ジャズなど少しくぐもったサウンドが好きな方は下を使うのが基本です。
まずは、BASSを 1、MIDDLEを 9、TREBBLEを 1、その他は 0 にして音を出してみてください。(ボリュームは3程度)
これがギターアンプ特有のV字設定を無効にしたフラットな音です。
キーボードやアコースティックギターなどオーディオアンプに近い音が欲しい時にはこの設定で使ってください。
それでもアコースティックギターアンプにはかないませんが、結構良い感じの音が出ます。
エレキギターでもまず、この設定にして飾りのない自分のギターの音を覚えておいてください。

その後に少しずつBASS,MIDDLE、TREBBLEを5の位置に戻していき自分の好きな音を探してください。
好きな音といっても、この段階ではエフェクトなしの一番シンプルな、自分にとっての基本となる音を作ることを心がけてください。
エフェクターを使わなくても、いろいろな音を作れることがわかると思います。
ちなみにすべて10にするという乱暴な設定をする有名ロックスターがいますが
試しにやってみたら本当に良い感じでした(ただし大きな音を出すこと前提)

アンプのリバーブは質の悪いものが多いですが、
一番右の色の違う部分はエフェクターで2つのエフェクターは、まあ、おまけと考えてください。
それでもコーラスは少々かかり過ぎ、深すぎの音ですが、使う曲を選べば使えます。
そうやって自分の基本の音を作り出してから、自分のエフェクターを使えば、いつでもどこでも時間をかけることなく、自分のサウンドを再現できるわけです。
ちなみに、最近のギタリストはアンプのパネルの写真を撮っておき、それを見ながら同じ設定にしているのを見て感心してしまいました。

 

5) 結論として


1、どこのスタジオ、ライブハウスにもおいてある定番アンプ。
2、定番アンプの操作方法を覚えるのはギタリストの基本スキル。
3、あのツインリバーブを踏襲しているもはや名機と言えるアンプ
4、マイアンプとして持っている必要はないが、お気に入りのマイアンプと同じ音の設定を探しておくととても便利なオールマイティーなアンプ

究極的にはどこにでも自分のアンプを持っていき、自分のサウンドを再現することがベストですが、重たいアンプ、ギター、エフェクター類、譜面その他を持ち歩ける恵まれた人はそうはいません。
いかに定番アンプを使い切るかが良いミュージシャンの基本であること。
定番のJC120の特長をつかみ、自分なりの設定方法を知っておくことが大切かということがわかっていただければ幸いです。

参考url


Roland JC120
https://www.roland.com/jp/products/jc-120/

fender twinreberb
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%80%E3 %83%BC%E3%83%BB%E3%83%84%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83% B4%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%83%96

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宮脇拓也

宮脇拓也

webエンジニア兼ライター、DTM REVIEW編集部。
現在作曲に没頭中。
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