xln audio Addictive keys のレビュー

ピアノ音源、Addictive keys を紹介致します。

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ソフト概要


Steinway Model D をモデルとしたStudio Grand、Yamaha U3 をモデルとしたModern Upright、Fender Rhodes Mk. 1 をモデルとした Mark One の3つから選択できるピアノ音源です。
各々からさらに細かい設定もできます。

マイキングの向き、本数、種類も選べますし、内蔵エフェクトもコンプ、EQ、 空間系など充実しています。

各パラメーターを設定するのが面倒な人のために、必要十分なプリセットも用 意してあり、プリセットからイメージに最も近いものを選択して、さらにパラメーターで微調整、というのが一般的な使い方です。

プリセットの時点でも、相当高品位な音になっていますので、このまま使う人も多いようです。

 

Addictivekeysの特徴1 軽い


なんといってもこれにつきます。
ピアノ音源は、そのリアルさを追求するために膨大なサンプルが必要となり結果ソフト自体も非常に重いものも多いのが現状です。
その点、このソフトはかなり軽いです。
理由も簡単で、サンプル量を抑えているからです。

すると、リアルさが減ってしまうと危惧しますが、その通りで、リアルさだけを追求した音源に比べると、リアルさは落ちます。

しかし、リアルさが少ないメリットがあります。

 

Addictivekeysの特徴2 なじみやすい


上述したように、Addictive keys はリアルさだけを追求した音源に比べると、リアルさでは劣りますが、それ故になじみやすい、という特徴があります。

ピアノはもともとピアノ一つで成り立つくらい音域が広く、倍音も豊かです。
クラシックのピアノリサイタルを聞いても、十分に聴き応えのあるものになるのは、その為です。

一方、POPSのような、たくさんの楽器がなっているなかでピアノをならす場合を考えてみましょう。
この場合は、ピアノ以外にもドラム、ベース、ギター、そしてボーカルと、様々な楽器とともにピアノもなることになります。

このとき、ピアノ一つで成り立つような音域、倍音がでると、ピアノがその場を支配してしまうのです。

POPSのなかでなっているピアノの音をよく聞いてみてください。
実は、リアルなピアノとは程遠い音がしているものもたくさんあります。

Addictive keysは、リアルさではなく、馴染み安さの方を優先して選びたい人にはとてもよい音源です。

 

Addictive keys の欠点


欠点は言うまでもありません。リアルさに欠けることです。
それが欠点と見るか長所とみるかは上述したとおりです。

また、リアルさに欠けると言っても、他の超リアルピアノ音源と比較した場合であって、普通に聞いた時に、しょぼい音だと感じる人はほとんどいないでしょう。

スタンドアローンでも使えますが、特にDAWで使う場合は、ソフトが軽いというのは非常に重要です。
ぜひ試してみてください。

 

関連サイト


xln オーディオ
https://www.xlnaudio.com/

Addictive keys
https://www.xlnaudio.com/addictivekeys

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宮脇拓也

宮脇拓也

webエンジニア兼ライター、DTM REVIEW編集部。
現在作曲に没頭中。
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