自宅に防音室を構築しよう〜その3〜

自宅に防音室を構築しよう〜その2〜

はい前々回前回で防音室を構築するための方法や考えるポイントを自分の経験を交えて書いておりますがめでたく(中古ですが)防音室をゲットしまして、いよいよ自分のうちに導入する事になりました。ということで今回は防音室の設置をメインに自宅に防音室を構築しよう〜その3をお伝えしたいと思います。



 防音室設置にあたって

自分の希望は

  • 防音室 1.2~1.5畳
  • ボーカルやバイオリン、ギターアンプ(あわよくばベースアンプまで)を鳴らしても近所迷惑にならないように
  • なるべくリーズナブルに(予算30~40万以内)

そして、今回某オークションで出品されていたのが

  • 1.5畳 おそらくYAMAHAの製品
  • 即決価格が自分の予算より大幅に安い!しかも出品価格が落札価格!(即決ってこと)
  • 出品者が東京で大きい車を持っているので都内なら持っていける!

というもの、もう見た瞬間速攻落札しました。自分の希望している条件でなんてまず見つからないだろうと思っていて2ヶ月くらい探しまわって見つかりましたからね。普通運搬も業者に頼むと3~5万くらいするみたいだったのでそれもラッキーでした。

そして、出品した方もオークションで購入したようでその方は設営関係の仕事をしているので自分で組み立てたとの事。これはもしや相談出来るかなと思い、ダメ元で1万円で設置もお願い出来ませんかと聞いたらよろこんでやってくれるとの事!!

なんてラッキーなんだ!オークションで中古の防音室を購入するとだいたい解体費⇒運搬⇒設置で専門の業者に頼んで10万以上はすることが普通なのに、運搬から設置まで1万でやっていただけるなんて神様みたいな人だ〜〜!!

そんなわけで日程をすりあわせて、出品者さんにうちまで運んでもらいました。

もともと自分の作業スペースが

bouon

こんな感じになっていて、右のテレビが置いてあるところに防音室を設置しようと思っておりました。メジャーで横の長さを計ったら今回の1.5畳はギリギリ一杯入るかなと言う感じでちょっとドキドキです。

そんな訳で設置スタート!

IMG_1036

テレビをずらしてまずは地面のパネルを合わせます。一応スペース的には大丈夫そうなので一安心!

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壁パネル等もどんどん運んできます。2階なので少し大変、結構重い!

IMG_1040

養生テープでズレないように固定します。僕はこの辺りは見てる事しか出来ないのでなんか申し訳ない感じです。汗

IMG_1043

 

おお、底床パネルから製品名の紙が出てきました!マイルームって書いてある!ということはこれはYAMAHA マイルームだ!これでおそらくYAMAHA製品というのが99%YAMAHA製品の確信に変わりました!

YAMAHA マイルーム

スクリーンショット 2014-03-02 13.18.48

マイルームは一人でDVDや映画干渉をしたりする用がメインなようなので楽器を鳴らす事をメインに考えられたセフィーネなどと少し違うかもしれませんが、それでも音を小さくしてくれる事には変わりないので自分的にはOKです。
おそらく使われていた年代から今回購入したのはマイルーム2ではなくマイルーム1だと思いますが、音の跳ね返りや音漏れなどは、後から遮音シートや吸音材でうまく調整しようと思っていたのでとりあえず大丈夫かなと。

ちなみに余談ですが、防音室の性能はDr等級で差が出てきます。簡単に言うと、音を何dB遮音する(カットする)かということを表わしています。db単位で表すのが一般的です。

一般的な防音室は30~40dbぐらいのモノが多い気がします。僕が購入したマイルームは値段や年代など考えるとおそらくDr30~35dbだなと思います。この数値が高い方が音は聴こえなくなりますがその分値段も高くなります。ちなみにこのdb(デジベル)は数字によって音が聴こえなくなる訳ですが、正比例ではなく例えば20dbと40dbだと音量差が20ではなく100倍違います。ですのでたった5違うだけでも結構な差になるんです。

他に防音室での違いや判断基準として、色だとか高さだとか換気扇付き、クーラー付きなど色々付随するところもあります。ちなみに今回購入したのはクーラーは付いてませんが換気扇が付いています。

色々上を見ればきりがありませんが、今回の自分の予算とこのクオリティーは自分的には大満足です。もっと売れた時にさらに本格的な防音システムを構築すればいいんだ!!

 

さて防音室設置の続きですが、

IMG_1044

床の位置も決まったので今度は横の壁パネルを1枚ずつはめていきます。

kabe2

こんな感じで奥から1枚1枚合わせていきます。ちなみに家の壁にびた付けじゃなくて少し間をあけて設置した方が防音的にはよくなるようですね。自分も10cmくらい壁から離して設置しました。

IMG_1050

こんな感じで側面が徐々に完成してきました〜おぉ〜ただの板だったのにだんだんそれっぽくなってきたぞ〜!

kabe3外側から。作業スペースもちょっとだけ狭くなったかもだけど無事確保!天井の高さも問題なしです。よかった!

kage5手前のドア枠も付いてだいぶ防音室っぽくなってきました!

ちなみに防音室を設置する時に注意しなければいけないのはドアがどちら側かということ。元々オークションに出ていた写真は横長の方にドアが付いていたのですが、うちのスペースだと横長じゃない方にドアを付けたかったので、そこは変更出来るかと確認しまして、壁の位置を変えれば多分大丈夫ということで問題ありませんでしたが、もし変更出来なかったら結構大変なことでした。自分の制作部屋の形にあったドアの位置と言うのを注意してください。


 まとめ

ということで今回は防音室がいよいようちにやってきて底パネル〜壁パネルの設置をお伝えしました。このレビュー、なにげに防音室設置の説明書みたいになっていいですね(笑)これがあれば次からは自分でもできるかな。いやいや本当に不器用なので無理だと思いますが、次回はいよいよ天井〜ドアなど設置して防音室完成について書きたいと思います。今回は自宅に防音室を構築しよう〜その3〜をお伝えしました。




 

takahide azuchi

takahide azuchi

DTM Reviewサイト発起人
ゆるーく時に真面目に音楽やってます。
ベース弾き/作曲/アレンジ/マニュピレート
Studio One/Ableton Liveなど使用
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