Apple MusicとLINE MUSICを比較してみた

 

スクリーンショット 2015-07-09 19.20.16

海外では数年前から普及し始め、日本ではここ数ヶ月の間で続々と開始し、注目を浴びている「定額制音楽ストリーミングサービス」。

数多く存在するストリーミングサービスの中で、最も身近だと思われるApple MusicとLINE MUSICを比較したいと思います。

スポンサーリンク

・そもそも「定額制音楽ストリーミングサービス」って何?


今までのように好きな音楽をCDやデータとして購入するのではなく、定額でお金を払えば好きな音楽が聴き放題!といったサービスです。もちろん試聴程度の長さではなく、楽曲を全て聴くことができます。

ちなみにストリーミングとは、ネット回線を使ってその場で情報を受信するということです。映像でのストリーミングは皆さんご存知youtubeが有名ですね。
インターネットを介してストリーミングを行うので、何らかのネット回線(wifi、携帯回線など)が必要になります。

そして、聴き放題!といっても、そのサービスを運営している会社が取り扱っている楽曲でないと聴けません。取り扱っている楽曲数とジャンルはどのストリーミングサービスを使うかを選ぶときにおいてかなり重要になりますね。

 

■Apple Musicとは?


画像3

ご存知、iPhone、iMacなどを開発しているApple社が運営しているストリーミングサービスです。
Apple社の音楽サービスといえばiTunes Storeが有名ですね。iTunes Storeで購入できるアーティストの大半を定額でストリーミングできるサービスがApple Musicです。パソコンやスマホのiTunesの中からApple Musicにアクセスすれば簡単に音楽が好きなだけ聴けます。

・料金

個人利用の場合は¥980/月、最大6人までのファミリー利用は¥1,480/月です。そして、サービス利用開始から3ヶ月間は無料トライアル期間です。

・音質

平均256kbps。iTunes Storeで音楽を購入した場合とほぼ同じで、比較的高音質です。もちろんCDよりは劣るので、本当に高音質で音楽を聴きたい方はCDかハイレゾを聴きましょう(笑)

・楽曲数

3000万曲以上!さすがApple。幅広く世界展開しているサービスだけあって、特に洋楽の品揃えは素晴らしいですね。

・特徴

お気に入りのジャンルやアーティストを初めに登録しておけば、「For You」メニューで似たジャンルのアーティストなどを紹介してくれます。知らないアーティストを知る良いきっかけになりますね。僕はこの機能のおかげで数曲しか知らなかったカーペンターズときゃりーぱみゅぱみゅを最近聴きまくってます(幅が広すぎますね)。

iPhoneでは「ミュージック」アプリに組み込まれていますが、パソコンでもiTunesをインストールしていれば使えます。

さらに、iCloudミュージックライブラリに曲やプレイリストを追加すれば、持っているApple端末全てにダウンロードすることができます。例えば、自宅のiMacで好きなアーティストの曲を集めたプレイリストを作っておけば、何もしなくても出先でiPhoneを使ってそのプレイリストを聴けます。iCloudは筆者もよくメモ帳機能でありがたみを感じてますが、音楽も楽に共有できるのはとてもありがたいですね。

そして、筆者が感じたApple Music最大の機能は、なんと楽曲を端末にダウンロードできるのです!!
自宅などのwifi環境がある場所で好きな楽曲を事前にダウンロードして、通勤途中など外出時に聴くことができちゃうのです。
これができることによって電波の悪い場所で音が途切れたり、スマホのパケット制限に悩まされたりせずに済みます。スマホヘビーユーザーである筆者にとっては嬉しすぎる機能です。
まだ試せていませんが、恐らく解約するとダウンロードした楽曲も聴けなくなると思われます。

 

■LINE MUSICとは?


画像4

コミュニケーションアプリとして爆発的な人気を誇る「LINE」を運営するLINE株式会社、そしてエイベックス・デジタル株式会社(いわゆるAVEX)、株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント(いわゆるSME)が組んで運営しているストリーミングサービスです。LINE MUSICアプリを落とせば、LINEからもアクセスできます。

・料金

聴き放題の場合¥1,000/月、学割で¥600/月。20時間¥500(学割¥300)といったプランもあります。そして、8月9日まで無料で利用できます。学生や、頻繁に使用しない方にとっては優しい設定ですね。

・音質

音質は320kbps/192kbps/64kbpsと、電波状況などによって変化する仕組みのようです。電波が悪い場所でも音が途切れないようにするためですね。電波状況が良い環境ではApple Musicより高音質ですね!320kbpsでしたら音質にこだわる人でも十分納得できる音質だと個人的に思っています。

・楽曲数

現在の楽曲数は公表されていないようですが、2015年内に500万曲以上、2016年に3,000万曲以上になるとのことです。来年になれば数ではApple Musicと並ぶ感じでしょうか。曲数では劣りますが、使ってみた限り邦楽に特化している印象を受けました。

・特徴

APPLE MUSICは今の所パソコンもしくはiOS端末のみの対応ですが、LINE MUSICはAndroidでも使用可能です。これはかなり大きいことなのでは?

LINEなだけに、シェア機能がかなり充実しています。良いと思った曲をすぐにLINEで知り合いにスタンプのように送ることができます。しかも相手がLINE MUSICをインストールしていなくても送れます!LINEに限らず、TwitterやFacebook等にも投稿することができます。
音楽を自分一人ではなくて周りの知り合いと共に楽しもうといった,元々コミュニケーションアプリであるLINEならではの方向性を感じます。

あと、個人的にUI(操作画面)がとてもわかりやすくて親切だなと感じました。Apple Musicと比べて、機械がわからない人でも簡単に使えるようにボタンが配置されていて見やすい印象でした。これもLINEが作っているからでしょうか。

 

■まとめ


  • 圧倒的な楽曲数を持ち、パソコンでも聴ける上にApple端末との連携が抜群、好みの楽曲を提案してくれて、さらにダウンロードまでできちゃう「Apple Music」
  • iOS、Android関係なく利用でき、利用者のニーズに合わせた料金プランが選べて、少しばかり邦楽に特化していて、仲間と好きな音楽を簡単に共有でき、誰でも気軽に使える「LINE MUSIC」

ざっとまとめるとこんな感じでしょうか。みなさんはどちらが魅力的に感じますか?

個人的には今の所Apple Musicに分があるかなと思っていますが、両サービスともこれからどんどん進化していくでしょうし、それぞれが得意な分野に特化していくのかな、とも思います。この先が楽しみですね!

とりあえず、今ダウンロードすれば両方とも無料で使用できるので、まずはご自身で実際試すのがベストだと思います(笑)

考えてみれば、音楽が聴き放題なサービスは昔から色々ありました(ラジオ、テレビの音楽番組、youtubeなど)。「定額制音楽ストリーミングサービス」はそれぞれの良い部分を全て詰め合わせたサービスなのでは?と筆者は思っています。

「いやーこの値段でこんなに充実してるなら無料ダウンロードできるとこ探したりするよりお金払ってこのサービス使ったほうがいいわ」とたくさんの人が思ってくれることを一音楽家として願っていたりもします。

以上、Apple MusicとLINE MUSICの比較レビューでした。

スポンサーリンク


Gentaro Futatsugi

Gentaro Futatsugi

ライター:二木 元太郎(フタツギ ゲンタロウ)
ユニット「fromnou」のギタリストとして活動中。
コンポーザー、アレンジャーとしても活動中。

Twitter:https://twitter.com/fromnou_gentaro
fromnou official website:http://www.fromnou.com
Gentaro Futatsugi

Speak Your Mind

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

ga('create', 'UA-42816298-1', 'auto'); ga('require', 'displayfeatures'); ga('send', 'pageview');