今回はYAMAHAのモニタースピーカー「MSP3」についてレビューしたいと思います。
MSP3 購入理由
今まで使っていたスピーカも十分がんばってくれていたのですが、いよいよモニタースピーカーを購入しようという考えにいたりました。デスクのディスプレイの脇に置けるサイズ、20Wほどの出力、手ごろな価格、素直な音。これ以外は特にこだわりませんでした。
結果、候補に上がってきたのがFOSTEXのPM0.4nと0.5n、そしてYAMAHAのMSP3。FOSTEXは音を聞いた事があって、硬くタイトな音の印象が残っていました。モニターの音という印象で、先に書いた「Roland RH-300についてのレビュー」のRH-300をDTM環境で使った音がFOSTEXのPM0.4n音に似ているかもしれません。
最初のモニタースピーカーですし、今回はMSP3、オーソドックスな選択をしました。
主な内容
2ウエイ・バスレフ型パワードスピーカーです。リアの入力端子はRCAピン端子のアンバランスが一つ。XLRキャノン端子、標準フォーン端子のバランスが一つづつ(XLRとフォーンはボリューム共用)。そして電源スイッチ。
フロントにはLOWとHIGHのトーンコントロールと、二つのボリューム。トーンコントロールはそれほど極端な変化はありません。気持ち変わったかなの程度。仕様では-3dBから+3dBとなっています。
MSP3を使ってみて
私の環境ではオーディオインターフェイスからTRSフォーンで接続しています。S/Nも良好で特に問題ありません。 音に関しては低音が弱いように感じます。中域と高域はナチュラルに聞こえるんですが、低域が分かりにくい。音量を上げるとそれなりに鳴ってはくれんるんですが、この辺は少し出して欲しかったと感じます。 (とあるレビューで「ウーハーに付いている金網のカバーを外すと低音が少し出るようになった」とありましたが、自己責任なので怖くてやっていません・・・)
印象としては、電子音よりアコースティック類の音色を鳴らすのに向いていそうなスピーカーです。
いいところ
20Wの出力、PCディスプレイの横に置いても丁度よいサイズ、黒のマット仕上げで高級感有り、豊富な入力、ナチュラルなサウンド。そしてハイコストパフォーマンス。 この価格では十分すぎる内容なので、惜しいところは有りましたが、十分満足しています。
わるいところ
やはり低音の問題です。少し弱すぎる気がするので、ミックスするときは低音を抑え気味でやらないと、他の機器で鳴らしたとき、出過ぎてるってことになるので要注意です。
FOSTEXのPM0.4nやPM0.5nと比べて
価格的にMSP3はPM0.4nとPM0.5nの間になります。入力の数とバランス入力等ではMSP3の方が良いようです。サウンドはタイトで硬いPM、ナチュラルなMSP。この辺はお好みでという感じでしょう。音を聴いてモニタースピーカーだなぁと感じるのはPMでしょうか。
アコースティックな音色を鳴らすならMSP。電子音を鳴らすならPMが向いていると感じます。]
最後に
MSP3はDTM環境において十分な性能を持っています。そして定番でもあるので安心して購入できるというのも利点かもしれません。価格も丁度よいところなので、安心しておすすめできるモニタースピーカーです。
以上、モニタースピーカーYAMAHA MSP3についてのレビューでした。
関連サイト
YAMAHA
⇒http://www.yamahaproaudio.com/japan/ja/products/speakers/msp3/
Latest posts by SoundPlant (see all)
- KORG(コルグ)アナログキーボードMS-20miniについてのレビュー - 2014年7月26日
- iOSアプリ YAMAHA Mobile Music Sequencerについてのレビュー - 2014年7月5日
- おすすめオーディオインターフェイスPreSonus「AudioBox1818VSL」のレビュー - 2014年6月18日
Speak Your Mind