プラグインの中でもかなり使われることの多いWaves。Wavesのプラグイン使ってみたいけどたくさんありすぎてどれを使っていいのかわからなくてどれがおすすめなのか知りたい方。
今回が私が愛用しているプラグイン Chris Lord-Alge Signature(Wave CLA)のレビューをお送りします。
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Chris Lord-Alge Signature購入理由
以前からWavesのプラグインはRCompやL2など多用していました。そんな中Wavesから僕が世界で一番好きなミックスエンジニア、Chris Lord-Alge(クリス・ロードアルジ)のミキシング・テクニックをプラグイン化した製品が発売されるということで是非使ってみたいなと思い導入しました。
Chris Lord-AlgeはGreen Day、U2、Avril Lavigne、Nickelbackなどの作品を手がけるエンジニア、ロックなミックスで言えばGreenDayのAmerican Idiotの音の良さは最高級だなと思っていて、
個人的にMy Chemical Romanceの「welcome to the black parade」やHoobastankの「The Reason」など自分が好きになる曲はこの人がミックスをしていることも多くて本当にかっこいいサウンドを作るなとつね日頃から思ってます。!
最近では日本でもFACTやOne OK Rockもミックスをやっていますね。(うらやましい。。)
過去の作品ですと、B’zのアルバム「The 7th Blues」やhitomiさんの「by myself」もミックスしてたらしい、すげぇ20年前からこの人のサウンドを聴いてたんだ。。
自分のChris Lord-Algeサウンドの印象はすごく迫力あるのにどこかあたたかさもあるサウンドを作る本当に絶妙なミックス!そんなの作りたいです。
Chris Lord-Alge Signature説明
そんな Chris Lord-Alge Signatureはギター、ベース、ドラム、ボーカルなど6つに別れたプラグインが内蔵されています。ユーザーインターフェイスはこんな感じです。
Bass TREBLE COMP リバーブなどがセットになっている感じです。いわゆるコンプだとかEQという1つの枠と言うより、楽器によって Chris Lord-Algeがシミュレートしているというちょっとかわったモノです。ちょっと邪道なような気もしますが、個人的には作曲、アレンジの際にっぽくするためによく通す事が多いです。個人的には右上のLoadのところからある程度シミュレートされた設定になったものからいじって使う事が多いです。
それでは今回はドラムにCLA DrをベースにCLA Bassをさしてみたものを聴き比べてみましょう。
CLA Drを使ってみた
まずドラムです。
BFD3のシンプルなビートです。まずバランス微調整したなにもかけていない状態の音です。
はいシンプルな悪くない音しています。
次はCLA Drをかけみましょう。
とりあえずでKick、SNR、Tom、Amb(OH)にさしてみます。
とりあえず右上のLoadからもともと入っているプリセットを選択してそれぞれのノブで微調整します。
アンビにもOH(OverHead)プリセットをさしてみました。
それではCLA Drを通した音です。
おぉ、キックやスネアのアタックが出てきた。アンビの空間がより広がって立体感も出てきました。CLAのCDからも感じられるSSLのEQでキックのアタックを持ち上げたような感じやタイトなスネア感も出て来て、僕の印象は
「Chris Lord-Algeっぽくなった!」というのが素直な印象です!単純に気持ちいい音になりますね。
CLA Bassを使ってみた
次はベースにさしてみましょう。まずはライン直のベースの音
はい、ラインというのもありますが、かなり味気のないかりかりした音ですね。
こちらもCLA Bassをさしてみます。
こちらはDrとはちょっとだけパラメータが違います。Distotionなどがありそこでうまくドライブ感などもいじれます。こちらもあらかじめプリセットが用意されているのでそこからいじるのもありだと思います。
それではCLA Bassを通したサウンドです。
はい、中域のふっくらさもでてにくあつな感じになりましたね。個人的にベーシストなのでもう少し音を突き詰めたいなと思い、ラインの音⇒CLA Bassの間にAmpeg SVXのプラグインをはさみ
アンプで録った音をCLAで調整するようなイメージにしてみました。
ラインの音⇒SVX⇒CLA Bassです。
おぉ、いいヌメットさが出て個人的にはちょうどいい辺りにきました!ベースの音作りはこんな感じで
この他にもボーカル、ギターなどもありますがこちらも、ギターに関してはChris Lord-Alge Signatureサウンドのローをカットしてハイが伸びたようなざらつき感を感じさせてくれたり、ボーカルは、空間は広がるけどちゃんと前に出てくる感じが出たりとやはりChris Lord-Alge サウンドを感じられます。
まとめ
個人的には、このプラグインを使うようになってから作曲時のまとめ作業がすごく早くなりました!
もちろんきちんと一つ一つ細かくミックスしていく場合にはちょっと使いづらいかもしれません。ここまで気軽にChris Lord-Algeサウンドに近づけることが出来るとオリジナリティーが薄れてしまう可能性もありますが、
曲をすばやく仕上げたい時や、アレンジ作業で簡易的にミックスを仕上げたいという時にかなり重宝出来ると思います。
Signatureモデルですと、他にもJack Joseph PuigやTony MaseratiのSignatureもあるのでそちらもまたレビューしていきたいと思います。
今回はwavesプラグイン Chris Lord-Alge Signature(CLA)のレビューでした。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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takahide azuchi
ゆるーく時に真面目に音楽やってます。
ベース弾き/作曲/アレンジ/マニュピレート
Studio One/Ableton Liveなど使用
みなさん、レビュー書いて〜!
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