RolandオーディオインターフェイスOCTA-CAPTURE UA-1010のレビュー

IMG_0569

オーディオインターフェイスの中でも人気が高いRplandのCAPTUREシリーズ、本記事ではその中のOCTA-CAPTURE UA-1010のレビューをお送りします。

スポンサーリンク

購入動機


まず私がこのオーディオインターフェース(以下IF)を手にした経緯を少々書いてみようと思います。
今までは同じRolandのUA-25EXを使用していましたが、少々ノイズが出てきたのと、
マイクの価格帯が上がったため、機材バランスを取る為買い替えを決意しました。

購入にあたり

  • UA-25EX(2万5000円相当)以上の価格帯で
  • モニターリバーブがある
  • OUT端子が多めにある
  • バスパワーよりも電源ユニットのある物が欲しい
  • できればラックマウント出来るといいな

以上の点を考えIFを探しました。

そこで候補に上がったのが

  • Steinberg UR28M
  • PRESONUS AudioBox44VSL
  • MOTU UltraLite mk3 Hybrid
  • RME Babyface
  • Roland OCTA-CAPTURE

でした。

これら製品全部は価格帯上でモニターリバーブが装備されてるのでその辺はクリア

バスパワーのRME Babyfaceはとりあえず外れることに(UCXとかまで行くと予算オーバーだった為)

PRESONUS AudioBox44VSLはヘッドホン端子が後ろにあり、置き場の関係上外れることに
また、UR28Mも同じ理由により外すことに(当時UR44はまだ発売されてなかったのです)

あとはどっちでも良かったのですが
当時SONAR使いだった私は、関連性のあるであろうRoland OCTA-CAPTUREを買うことにしました。

 

基本スペック


  • 10 IN/10 OUT、最大24bit/192kHz対応の本格仕様
  • アナログ入力部に高音質設計のマイク・プリアンプ「VS PREAMP」を搭載
  • 8系統の入力レベルを自動設定するオート・センス機能を装備
  • VS STREAMINGテクノロジーによる超低レイテンシー&安定動作
・フレキシブルな4系統のダイレクト・モニター・ミキサーを内蔵

レコーディングに助かるオート・センズやコンプ機能も便利ですが、
これではマイクプリの多いQuad-CAPTUREと同じですので、Quadにはない部分を見てみようと思います。

リバーブ機能

WS000002

これは、モニターリバーブで録音した音にはリバーブが掛からないので主にVocalやギターなどの録音にいいのではないかと思われます。

画像の通り、ROOM、ECHOと二種類のHALLを選んで使えます。
ただ使用感を考えると、ROOMしか使えない感じです。
Vocal録り用途ではプレートリバーブが欲しい所ですが、
まあこれはおまけ程度で考えた方がが良いと思います

なお次に書くミキサー機能でリバーブをアウトプットすることが出来ます。

ミキサー機能

WS000000 (2)

上の画像の通り、各OUTPUTに音量やPANを変えた音を別々に流すことが出来ます。
RMEなどのミキサー機能と比べ、自由度は狭いですがその分操作性は簡単だと思われます。

 

音質と操作性


マイクプリの音質はフラット的で少し低音の芯がしっかりしたサウンド
声質によっては少々こもり気味に感じる人もいるかもしれませんが、そんな気にすることはないと思います。
なおQuadよりもヘッドルームに余裕があるので音割れの心配は少ないと思われます。

操作性としてはIF前方のつまみやスイッチで設定出来、単独でミキサーとしても使えますが、
明らかにPCでのコントロールパネルでの操作が楽です。

ヘッドホンアンプ部分も特に問題なくモニタリングが出来ます。
音量が足りないってことはまずないでしょう。

あと地味に前方に電源スイッチがあるのがいいですね
必要なときにつけて、IFの寿命を伸ばせそうです。

 

OCTA-CAPTUREの不満点


まずプレートリバーブがないのとROOMリバーブ以外まともにモニターしづらい所でしょうか?
上の機種のSTDIO-CAPTUREにはプレートリバーブが装備されてますが、
この価格帯だと本気のドラムレコーディングでもない限りRMEやMOTUあたりを選択した方が懸命かもしれません。

そしてミキサー機能を使えばループバック機能を使い、配信が出来るのですが
これはあんまりループバック用に作ってないのでその用途で考えてる人はURシリーズを検討なさった方がいいかと

全体的に機能がオマケ的に見えてしまいます。
ですが、音質やレイテンシーなどの機能性能では満足です。

 

まとめ


・この価格帯では音質、レイテンシー、input数などの基本スペックは良さ気

・リバーブ、コンプレッサーなどの機能面はオマケ程度に考えた方が吉

・1.3キロと軽めで堅牢性のあり、ヘッドルームが広いのでバンドでの一発撮りレコーディングやドラムレコーディングに向いてると思われる

・最近TASCAM社にSONARが買収されたことで、付属のDAWがLiveに変更されてますのでご注意を

・ハーフラックタイプのIFですが付属のパーツでラックマウント出来ます。地味に良さ気です。

・OCTA-CAPTUREは特にSONARとの連携はありません。(他のDAWでも特に問題ありません)

全体的にバンドマン系の人にうってつけのIFだと思われます。

以上「RolandオーディオインターフェイスOCTA-CAPTURE UA-1010のレビュー」をお送りしました。

スポンサーリンク


DTM Review

DTM Review

DTM機材やギターやベース等の楽器等、音楽制作に関わる機材を実際に使用した人が、本音レビューをお送りしています。たまに音楽NEWSなども書いています。
DTM Review

Speak Your Mind

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

ga('create', 'UA-42816298-1', 'auto'); ga('require', 'displayfeatures'); ga('send', 'pageview');